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著者 | たむらしげる |
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出版社 | 福音館書店 |
ジャンル | 児童書・絵本 |
登録日 | 2003/11/28 |
リクエストNo. | 20964 |
リクエスト内容
たむらワールドのファンにはおなじみ、ロボットのランスロットが登場する絵本です!1995年に「こどものとも」として発行されています。
ルネくんとランスロットが、きりふりやまに日の出を見に行くお話。夜中、霧の出た森で不思議な歌にみちびかれ、霧の中でお月様をかこんでいるゴンゴ族にであいます。
霧が出たときの雰囲気(ちょっと怖い、不安だけどワクワクする)が、ホントにファンタジックに描かれていて素敵です!
最初手にしたとき、「あれ?いつもとちょっとちがう」と思ったのですが、なんとこの絵本、水彩なのです!!!!
私はいままで、たむらさんの水彩の絵は見たことがなかったので新鮮でした!たむらさんの作品は、宇宙につながるような透明な不思議さがいつもあるけれど、この絵本では、不思議世界の違った一面に出会えます!
私は「おぉ、水彩!」とかいって喜んでましたが、5歳の娘は「あっ!いっしょ!!」といって、書棚から「おばけのコンサート」をとりだしランスロット型ロボットを見比べて大喜び!出てくる歌にはメロディをつけて楽しんでいます。
おやすみ前の一冊にはぴったりです!
投票コメント
全41件
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こどものともでもらって小さい頃読んでもらっていました!不思議な絵本だという印象で題名が思い出せずずっと探していたのですが、ここで見つけて「あった!!」と叫んでしまいました。小さい頃読んだ本を集め直そうとしているのでぜひ復刻お願いします! (2022/11/12)GOOD!1
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小学校での読み聞かせのための絵本を、近所の公民館の読書室で探していたところ、この本に出会いました。GOOD!1
ルネくんとロボットのランスロットが夜中の森に出かけ、電車の形をしたペルセウス号に遭遇します。
まるでSF小説のような始まりにワクワクします。
ペルセウス号を見送ると、森はきりに覆われ、へんな歌が聞こえてきます。
♪きりふりやまの きりのなかで おつきさま まいご
今日はゴンゴ族のきりのカーニバルなのです。
いろいろな絵本に出会いましたが、こんなSF小説のような絵本に出会ったのは初めてです。
歌詞に曲をつけて小学1年生の娘と歌っています。
古本を扱っている本屋や一箱古本市などで地道に探したいと思っていますが、ハード本でぜひ復刻をお願いします。 (2016/12/14) -
こどものとも477号のものを持っていたのですが、GOOD!1
あまりに何度も読み返したせいでボロボロになってしまいました。
新しいものを購入しようとした際、入手不可となっていることを知り大変残念に思いました。
幻想的で素敵な絵本です。
ぜひもう一度発行していただきたいです。 (2010/02/12) -
きりのカーニバルは、自分が子供の頃によく母に夜寝る前に読み聞かせてもらった思い出の本です。GOOD!1
先日、大学の授業の途中で急にこの本のことを思い出して、どうしてももう一度ちゃんと読み返してみたいと思いました。
あの夜明け前のワクワク感を忘れられない! (2008/12/16) -
たむらさんは様々な作品で本当にいろいろな表現法を使われていますよね。ある本でこの作品の一部のページが紹介されていたのを見て、初めての水彩画による絵本だなんて信じられないほどすてきな絵だと思いました。夜の霧の表現がすごく感じが出ていて、どうやってこのような表現をするのだろうと思いました(ぜひ教えていただきたい)。今にも夢の中に引き込まれそうな絵でした。きっと読んでいるうちに知らない夢の世界に迷い込み、そのうち眠ってしまうような、そんな作品なのではないかと想像しています。たむらさんの作品で美しいもののひとつに、やはり「夜」、「寒色系の淡い幻想的な感じ」とでもいうでしょうか。こういった作品はぜひ世に蘇らせてもらいたいです。 (2006/05/24)GOOD!1
読後レビュー
NEWS
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2003/11/28
『きりのカーニバル』(たむらしげる)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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tashimi@読書垢