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原猫のブルース

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得票数 24

著者 佐野美津男
出版社 三省堂
ジャンル 児童書・絵本
ISBNコード 9784385405056
登録日 2003/09/28
リクエストNo. 19774

リクエスト内容

「ぴかぴかのぎろちょん」の作者が書いた奇妙な味のSF。

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投票コメント

全24件

  • 子供の頃に読んで、強烈なインパクトを受けた作品でした。

    オレは、寒い冬が好きだ
    人工的に作られた
    嘘っぱちの春よりも
    よっぽど居心地がいい

    と決意して、偽物のユートピアから脱出する話。

    不思議な読後感がありましたね。

    ニヒル感に満ち溢れた作品でしたね。

    最近、作者の経歴を辿ってみたら、太平洋戦争の東京大空襲で両親を失い浮浪児になり、その後、作家となり大学教授の職を得た後に、急死するという人生を歩んだことを知りました。

    どんな気持ちでこの作品を書いたのか、もう一度、全編を読んでみたいと思いました。 (2022/01/24)
    GOOD!2
  • 小学校の頃、本当に本当に大好きでした。
    短編集で、不思議なのやちょっとこわいのや、いろいろなテイストのお話が収録されていて、図書館で何度も借りて読んでいました。
    たしか最後に収録されていた「かきつばた」っていう作品がすごく印象に残っています。 (2010/06/08)
    GOOD!2
  • 「三省堂らいぶらりい SF傑作短編集」は中学校の図書館にけっこうそろっていて、だいぶ読んだ記憶があります。中でも「猛烈教師」と本作がおもしろかった……記憶があります。他の書籍が出てなかったり少なかったりする作家さんも多いようですし、まとめて復刻していただけたら嬉しいです。 (2018/05/27)
    GOOD!1
  • 記憶違いかもしれませんが、学研の学習別冊、読み物特集号というのにウルねこのブルースという作品が載っていて、読んだ記憶があります。詳細は忘れましたが、(体制側にとって)悪いことをすると子供はみんな「K?」送り、大人は「G?」送りになってしまう宇宙都市?みたいな所が舞台で、主人公の少年は何かをやって追われる事となり、最後はロケットで地球?にネコと一緒に脱出する・・・みたいな話だったような。もう一度読んでみたいです。 (2012/12/24)
    GOOD!1
  • かなり以前に読んだSF児童文学短編集。手塚治虫原作TVアニメ「ビッグX」「悟空の大冒険」などの脚本も一部てがけただけあって作者・佐野美津男氏のテンポのよい流れるような原作のいくつかの場面が忘れられません。軽いタッチで書かれているにもかかわらず、内容はおそろしくふかく子どもの心の深層にせまる幻の名著というべき一冊。ぜひ復刊してほしいです。 (2012/08/03)
    GOOD!1

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読後レビュー

全1件

  • すごく不思議な短編集

    佐野美津男さんの、すごく不思議なSFやらナンセンスやシュールなお話を集めた短編集。
    表題作は、核戦争後に人類が築いた衛星都市を舞台とするSF。
    わずか30ページながら、奥行きと広がりを感じさせる“超大作”。
    さながら“30ページの小宇宙”。
    そしてこの作品で描かれた悲観的な未来世界は、2014年の現代日本で現実化しつつあります……。

    佐野美津男さんの本領発揮は、日常生活から突然不思議で不可解な世界に迷い込む……、
    といった、日常と地続きの不思議世界を描いた作品でしょう。
    本書でも、「犬の学校」「だけどぼくは海を見た」につながるような、そういった傾向の物語が何編か収録されています。
    「犬の学校」「だけどぼくは海を見た」では、主人公は不思議な世界に行ったきりなんですが、本書では、元の世界に帰って来られるパターンが多いのです(中には行ったきりの作品もあります)。
    復刊ドットコムでの復刊リクエストに寄せられたコメントを見ると、本書の収録作品は、初出が学習雑誌という作品が多いようです。
    やはり学習雑誌としては、戻って来ました、めでたしめでたし、で終わる方が収まりがいいのではないでしょうか?
     読む方でも、そちらの方がスッキリとします。
    しかし、向こうの世界に行ったきり、その後どうなってしまうのだろう、何で主人公はこんな目に合うのだろうか、
    という結末の方が、色々と考えさせられ、記憶にも残るのではないでしょうか?
    それに、よく考えてみると、私達が生きている現実の世界も、理不尽で説明がつかないことの方が多いですね。

    なお、佐野美津男さんの挿絵といえば、中村宏さんが有名ですが、本書は山口みねやすという方が描いています。
    本書の挿絵も、中村宏さんを思わせる、結構とんがった画風であります。
    検索すると、山口さんが最近出された絵本が色々と出てきますが、本書の画風と比べると、かなり丸くマイルドな画風です。
    本書出版当時の、とんがった時代を反映していたのでしょうか?
    http://sfclub.sakura.ne.jp/sano02.htm
    http://sfclub.sakura.ne.jp/ (2014/01/06)

    GOOD!0
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NEWS

  • 2003/09/28
    『原猫のブルース』(佐野美津男)の復刊リクエスト受付を開始しました。

最近の復刊活動

  • 2010/10/14
    「新ドイツ語文法教程」「反体制エスペラント運動史」「原猫のブルース」にリクエストいただいた皆さまにお知らせです。

    《交渉結果》出版社へ復刊の可能性を打診 【10/14(木)】

    復刊の可能性をご検討いただけるよう、出版元へお願いいたしました。皆様へお伝えできる情報が入りましたら、ブログにてお知らせいたします。
    なお、出版社や著者へ直接お問い合わせされることはご遠慮くださいますようお願い申し上げます。

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