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キリスト教入門

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得票数　19票

著者	矢内原忠雄
出版社	角川書店
ジャンル	専門書
ISBNコード	9784047030039 9784122056237
登録日	2003/08/03
リクエストNo.	18486

リクエスト内容

キリスト教を知らない学生に向かって語りかけるように書かれたキリスト教入門書。科学と理性からの宗教批判に対して、極めて論理的に信仰を弁明しています。宗教の必要性から始まり、キリスト教の学び方、歴史、キリスト教の神観・人間観・救済観、キリスト者批判への応対など幅広くキリスト教を学べる良著です。論理的に展開されながらも著者の体験が根底にあるせいか、生き生きとした説得力ある文章が目立ちます。また、著者が経済学者ではあるが聖職者ではないというのも興味深いです。

投票コメント

全19件

人気順新着順

機知げん星允

矢内原の『アウグスチヌス「告白」講義』に触発され。曰く、「神を賛美することこそが、意識的無意識的な人心の最も深き要求。」「誘惑を征服して神に到達するに非ず。神を喜ぶにて、初めて誘惑に勝つ。聖書を歓喜の書として読む事で、低級卑俗への興味が失われる。」…こんな清新清澄純潔清廉な精神生活が可能ならどれだけ心爽やかに幸福かと。東大総長も歴任。生涯弛まず一筋に学究と信仰福音に身を捧げた。その足跡・思想・筆致から察するに、かのロシアの純潔な魂・文豪トルストイとともに理想的な信仰者求道者では？無論非力ながら、教授のような高遠な良識ある有識人格者のキリスト者に追従したいものです。 (2009/06/03)
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asato

「無教会」という日本独自のキリスト教の代表的な伝道者が、キリスト教一般について学生にわかりやすく解説した本はほとんどありません。この本はその貴重な１冊なので、復刊することで助けを得られる若い世代は多いのではと思います。無教会主義という主張を前面に押し出すことを控え、キリスト教の本質をひらがなの多い文章で丁寧に解説していて読みやすい文章です。「キリスト教早わかり」「無教会早わかり」「イエスの生涯」という短文も附録に収録されています。特に「イエスの生涯」は当時の郵政省によって出版されたこともあり、教派的な片寄りも無くしかし重要な本質を捉えた文章が多いと思います。

角川ソフィア文庫から同著者による「イエス伝　マルコ伝による」が再刊されていますが、復刊の際には「キリスト教入門」の文庫化を希望いたします。 (2003/08/03)
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大絶画

いわゆるキリスト教概説書ではありませんが、キリスト信仰に入ろうという方に向けた入門書です。
他宗教徒にも有益な著作です。 (2023/05/18)
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shimm5702

日本を代表するプロテスタントである無教会派の第一人者である矢内原忠雄による入門的書は大変貴重で持つに値する書。 (2018/07/10)
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のんくま

友人に勧められ是非一度読んでみたいと思ったので (2016/11/17)
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