37 票
著者 | 四宮和夫 |
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出版社 | 弘文堂 |
ジャンル | 専門書 |
ISBNコード | 9784335300585 |
登録日 | 2003/02/28 |
リクエストNo. | 15003 |
リクエスト内容
民法総則の基本書として定評がある。
著者の四宮先生は本書の出版後に逝去され、その後弟子の能見先生の手によって第5版、第5版増補版、第6版が出版されている。
しかし、能見先生ご自身が第5版のはしがきで「私見を多少前面に出したために、読者には旧版とは異なる印象を与えるであろう部分がかなりある。」と書いておられるように、第5版以降の「四宮民法総則」はいわば「能見民法総則」というべき、本来の「四宮民法総則」とは大幅に内容を異にする本であって、オリジナルの「四宮民法総則」は絶版したも同然の状態にある。
四宮先生独自の見解が前面に出ている旧版を評価する声は未だに根強く、第4版補正版の単独での復刊をとくに強く望む次第である。
投票コメント
全37件
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四宮先生の「民法総則」の「第4版」は今でも民法学者が参考にする重要な文献です。GOOD!1
今の能見先生の試験が混じった「民法総則」にはそこまでの価値はあるのか…
是非とも、純粋な四宮先生の「民法総則」が読みたいですし、今後の研究の参考にしたいです。 (2010/09/27) -
5版以降は,著作権問題等について解決したうえで,本来「能見総則」として刊行すべきものではないだろうか。四宮教授の亡くなられたあとに,オリジナルの四宮総則との違いを必ずしも明らかにすることなく能見教授の手が入っているので,実際には存在しない四宮・能見説が存在するかのような体裁になっており,「四宮・能見総則」として引用されている。原著である「四宮総則」が入手できないため比較対照することが容易でなく,文献に引用された場合,両者が内容的に連続性のあるものと誤解を招く。同様に引用される会社法の「鈴木・竹内」や手形法の「鈴木・前田」とは質的に全く違う。原著の復刊が是非とも必要なのは,この点にある。新井誠教授による法改正の折込と新判例の補充がされれば最高だが。 (2004/07/01)GOOD!1
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読んでみたい。GOOD!1
難しそうと思い、手を出さずにいたら、手に入らなくなっていた。
共著ならともかく、単著を他人が改訂するのは無理がある、と思う。
法改正・新判例への対応だけ、ならまだしも、話の筋に変更を加えるなら、書名・装丁を変えて出すべきでは・・・。 (2003/03/06) -
新潟大学在籍で四宮先生には少なからずご縁を感じています。GOOD!0
能見カラーの無い四宮カラーオンリーの総則にお目にかかりたいです! (2012/05/09) -
第七版を持っていますが、能見先生の手が入っていない四宮先生の原文をぜひ読んでみたいです。 (2009/06/11)GOOD!0
読後レビュー
NEWS
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2003/02/28
『民法総則(第4版補正版)』(四宮和夫)の復刊リクエスト受付を開始しました。
復刊実現の投票はあなたの投票から。
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大将