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東独のヒルダ




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得票数 12

著者 角田房子
出版社 文藝春秋新社
ジャンル 文芸書
登録日 2002/09/06
リクエストNo. 11999

リクエスト内容

フランス滞在中の著者が出会った、実在の女性を題材にしたルポタージュ文学で、文藝春秋読者賞を受賞しています。

「東独のヒルダ」「砂漠のフランソワーズ」「アラブ街のシュザンナ」「空を仰ぐソニヤ」「ド・ゴール大統領夫人」「マリア・カラス」「ルイーゼ・アルベルツ女史」「ミッシェル・モルガン」の8編から成ります。

前半4編は、自分と違う世界(文化・価値観・思想など)と、それぞれの人間性を持って向き合い行動する女性4人を、さらに異文化の人間である著者が描くという、大変興味深い内容です。
後半4編は、フランスのファーストレディ、オペラ歌手、ドイツの工業地域の市長、フランス出身の映画女優について、人生や人となりを著者の目から解説した、ルポタージュというよりエッセイに近いものです。
ルイーゼ・アルベルツ女史とミッシェル・モルガンには雑誌記者としてインタビューしており、その時の様子が描かれています。

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投票コメント

全12件

  • 作者の視点に偏りがなく複眼的である。それでいて、ここに記述されている女性たちは皆確固たるものを自分の中に持っている。時世の中の個人という重いテーマ性を含んでいながら、彼女らとは時代も境遇も全く違った生活を送っている我々が読んでも共感できる。「正しい」意味でのノンフィクションです。 (2003/01/20)
    GOOD!1
  • 60年代初めの、様々な地域&情勢の中を生きている女性達を、女性ならではの視点で、少し違った角度で伝えてくれています。物の見方、考え方の視野を広げてくれる良書でした。古い本ではありますが、今の時代にも十分通用する内容でした。是非手元に置いて活用したい本です。 (2002/09/14)
    GOOD!1
  • 激動する60年代のヨーロッパを生きた人々の心情が、切々と伝わってくる内容でした。特に主題ともなっている「東独のヒルダ」では、東西に分断されたベルリンで生きた、本来は統一民族であるはずの人々の葛藤・確執に(自分が無知だったのですが・・・)衝撃を受けました。ぜひ多くの方に読んでいただきたいです。 (2002/09/08)
    GOOD!1
  • 各話、短編ながらそれぞれ非常に読み応えがありました。
    ルポルタージュという形態をとりながらただの事実の羅列
    に終らず、東独、アルジェリア問題、イスラエル等の当時
    を生きた女性の細やかな感情描写と共に、主眼である時代
    背景が生で感じられる優れた作品でした。
    これが絶版なのはあまりにもったいないと思いますので是
    非復刊願いたく、投票させていただきます。 (2002/09/06)
    GOOD!1
  • 角田房子さんの作品のファンです。「東独のヒルダ」をネットで探していて絶版を知りました。読まれた方の感想を拝見しても是非読みたいと思いますので、復刊を強く希望いたします (2014/07/28)
    GOOD!0

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読後レビュー

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NEWS

  • 2002/09/06
    『東独のヒルダ』(角田房子)の復刊リクエスト受付を開始しました。

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