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神々の精神史

小松和彦 著 / 伊藤慎吾 解説

1,540円(税込)

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神々の精神史
著者 小松和彦 著 / 伊藤慎吾 解説
出版社 法藏館
判型 文庫判
頁数 432 頁
ジャンル 専門書
ISBNコード 9784831826459

商品内容

カミを語ることは、日本人の精神の歴史を語ること。

童子が富をもたらす龍宮童子、竈神や座敷ワラシ。酒呑童子などの怪物退治と異類婚。秩序をゆさぶる、ものくさ太郎。山中他界の隠れ里伝承。根元神とイメージされる翁。禁忌を犯す伊弉冉・伊弉諾の屍愛譚など……。
ものいわぬ民衆の記憶装置である民話や昔話、お伽草子、記紀神話を縦横無尽に構造分析し、<カミ>と<他界>の背後にある日本文化の深層に踏みこんでいく。
当時新進気鋭であった著者は、柳田・折口以降の停滞する民俗学を鋭く批判、忘れられた民俗学者・筑土霊寛の可能性を指摘する。
妖怪学第一人者の処女論文集にして、のちの憑霊研究、他界研究、異人研究、そして妖怪学へと展開する小松民俗学の原点であり、民俗学のみならず、その後の日本文学研究、日本文化論に影響を与えた、記念碑的名著。

▼目次
法蔵館版まえがき
序 神々の棲む村
I 民話的想像力について
--民話的想像力とその背景--『江刺軍昔話』の世界を探る
--神霊(かみ)の変装(やつし)と人間(ひと)の変装(やつし)--昔話の構造論的素描
--怪物退治と異類婚姻--『御伽草子』の構造分析
--最後に笑う者--「物くさ太郎」に見る笑いとユーモア
民衆の思想について
--根元神としての翁--猿楽の翁と稲荷の翁を中心に
--世捨てと山中他界--山岳空間の認識論的構造
--海上他界の思想--「うつぼ舟」を中心に
--屍愛譚をめぐって--伊弉諾・伊弉冉二神の冥界譚を中心に
--国占めと国譲りをめぐって--日本神話における占有儀礼
III 筑土鈴寛の世界
--筑土鈴寛の民俗学--異端のフォークロア
--日本的記述の方法--筑土鈴寛論拾遺
--筑土鈴寛と超世の霊童--筑土鈴寛論補遺
旧版あとがき
増補新版あとがき
福武文庫版あとがき
初出一覧
法蔵館文庫版 解説(伊藤慎吾)
索引

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読後レビュー

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復刊投稿時のコメント

全2件

  • 民俗学・妖怪研究などで有名な小松和彦氏の未読の作品なので是非読んでみたい (2009/11/29)
    GOOD!0
  • 日本文化の深層にひそむ
    民俗的発想の原点を探りたいから。 (2009/01/26)
    GOOD!0

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