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魔神の海

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得票数 18

著者 前川康男
出版社 講談社
ジャンル 文芸書
ISBNコード 9784061470552
登録日 2005/07/03
リクエストNo. 29657

リクエスト内容

寛政元年にアイヌ民族が日本人の不当な支配に対して起こした、国後・目梨の乱が起こるまでの流れを日本人の国後上陸から酋長ツキノエアイノの息子セツハヤアイノの視点で描いた歴史大作。

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投票コメント

全18件

  • 49歳のサラリーマンおっさんです。
    この本は小学生の時に熟読しました。
    主人公のセツハヤ・アイノ、アイヌ酋長の息子は仲間の為に和人との戦いを決意。しかし、悲しい現実が立ちはだかり、民族存続の為に決断したこととは・・・?
    また読み返してみたい史実です! (2021/10/19)
    GOOD!1
  • アイヌ文化とその歴史を日本に伝える貴重な児童向けの物語であり、ウポポイ開館やゴールデンカムイの流行でアイヌに光が当たっている今こそ広く読まれてほしいこと、表現が美しくこれからも日本語を学ぶこどもたちに読み継がれていってほしいこと、単純に冒険物語としておもしろいこと。 (2020/12/20)
    GOOD!1
  • 小学5年生のころ、感想文コンクールの課題図書となっていた本作品を読み、国や人種についてその分かつものの正体の存在を、おぼろげながら深い感動とともに知りました。

    文章のもつ美しい表現やそこから想起される情景も床ヌブリの挿絵と相まって、子供の頃の私の心には深く染み渡っていきました。

    これから育っていく子供たちにもまた是非読んで欲しい図書として復刻を希望いたします。 (2013/01/21)
    GOOD!1
  • 小学生の時に読みました。
    私の中に、『自然崇拝』という概念を生じさせた一冊です。
    木版画による表紙も、中の挿絵も、装丁も素晴らしく、箱カバー入りだったのも含めて、この物語は特別だと思わせてくれる本でした。
    私自身も、また小6の息子にもぜひ読ませたい本なのです。
    自然と文明のせめぎあいという重いテーマは、今読むのにふさわしいと思います。 (2011/07/22)
    GOOD!1
  • 小学生の時に初めて読んで、ずっと忘れられないでいたのですが、書店で見つけることができないまま30年も経ってしまいました。
    私のほかにも、同じ思いの方がいることを知り、うれしく思うのと同時に、もう一度読みたいと思います。
    また、ぜひ自分の子供にも読ませたいと思います。 (2011/07/09)
    GOOD!1

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読後レビュー

全1件

  • 重いテーマであるが、抒情豊か

    小学5年生の時と20歳位の時に読み、約30年ぶりに読み返した。
    シサム(日本人)の迫害に耐えかねたアイヌたちが島のシサムたちを襲い、続いてメナシ(北海道南東部)を襲撃、現地のシサムをほぼ全員殺害。最後まで戦おうとするセツハヤを、父の酋長ツキノエアイノは「これ以上戦えば、多くのアイヌが傷つき、殺される。戦いにやぶれれば、クナシリ=アイヌはすべて殺されてしまう」とセツハヤを説得する。最後、セツハヤが島民たちを守るため、降伏を決意した場面は、涙が出そうだった。
    小川弥左衛門のような良い侍(シサム)もいたのに、なぜ殺しあうことになったのか。「人間同士が憎みあい、殺しあうのではない。国という得体の知れない恐ろしい力が憎みあうのだ」とのツキノエアイノのセリフが心に響く。最後のブキテマアイノの「私はアイヌではない。シサムでもない。私は人間だ」とのセリフが心に突き刺さる。
    重いテーマを扱いながら、島の景観や生活が抒情豊かに描かれていて、暗い気持ちにさせません。 (2011/08/02)

    GOOD!0
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NEWS

  • 2005/07/03
    『魔神の海』(前川康男)の復刊リクエスト受付を開始しました。

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