復刊ドットコム相談室
あの本のタイトルが知りたい
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2000/09/04(返答 2件)
受付中
年上の叔母さんに対する少年の初恋?
今から14年程前の高校の教科書の後ろの方に載っていた短編小説なのですが、
ハッキリ言って,うろ覚えにしか覚えていません。
主人公は、14~5歳の少年で、体を鍛える目的か、何かで海辺の近くの親戚の家に
夏の間遊びにきていて、その家には25~6歳(?)の若い叔母さんとその親がいました。
なかなか美人な叔母さんで、少年のことを何かと面倒見てくれてやさしくしてくれるので少年は年上のその叔母さんに淡い恋心を持ちます。
その叔母さんは実は出戻りで、男の子を海で亡くしていました。
そう言うう訳で少年に海は危ないから泳がないように、言っていたのですが、少年は沖に船で出て,溺れてしまいます。
助かるのですが、どうして自分のことをあんなに面倒みてくれたのか、その時わかって少年の初恋は終わります。
確か,最後のくだりは、少年の耳もとのに風が吹いて、それが夏の終わりを知らせた・・・みたいだったともおもいます。
ちょっと、レトロチックな文面だったのは、覚えているのです。それと叔母さんの名前が
「咲耶」だったような???
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回答
No.1Re: 年上の叔母さんに対する少年の初恋?
> 主人公は、14~5歳の少年で、体を鍛える目的か、何かで海辺の近くの親戚の家に
> 夏の間遊びにきていて、その家には25~6歳(?)の若い叔母さんとその親がいました。
> なかなか美人な叔母さんで、少年のことを何かと面倒見てくれてやさしくしてくれるので少年は年上のその叔母さんに淡い恋心を持ちます。
> その叔母さんは実は出戻りで、男の子を海で亡くしていました。
> そう言うう訳で少年に海は危ないから泳がないように、言っていたのですが、少年は沖に船で出て,溺れてしまいます。
> 助かるのですが、どうして自分のことをあんなに面倒みてくれたのか、その時わかって少年の初恋は終わります。
> 確か,最後のくだりは、少年の耳もとのに風が吹いて、それが夏の終わりを知らせた・・・みたいだったともおもいます。
> ちょっと、レトロチックな文面だったのは、覚えているのです。それと叔母さんの名前が
> 「咲耶」だったような???
おそらく辻邦生の「ある生涯の七つの場所」とサブタイトルがついた連作の中のひとつだったと思います。
2000/09/08
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回答
No.2みつかりました。
確かに「辻邦生」でした。
題名は「夏の海の色」中央公論社から発行されていました。
14年ぶりに出会えて、本当にうれしいです。
ありがとうございました!
2000/09/11
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