復刊ドットコム相談室
あの本のタイトルが知りたい
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2000/09/27(返答 2件)
受付中
試験問題・蕎麦の花・土蔵に閉じこめられた少女
中学か高校の時にテストに出てきた問題がどうしても気になっています。
何かの事情で女の子が土蔵に閉じこめられていて(親が関係していたと
思うのですが・・・)、外に出ることもできない生活が続いています。
ですがある季節になると(春だったような初夏だったような)一面に
咲く白い蕎麦の花は、土蔵の中からも見ることができた・・・
といった内容だったと思います。
あやふやな記憶なのですが、ご存じの方がいらっしゃったらどうぞ
よろしくお願いします。
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回答
No.1土蔵の少女
昔、似た内容の本を読んだ記憶があります。20年くらい前の
ことでかなり古い話になりますが、当時小学校の図書室にあっ
た本で、題名は「ぼくもわたしも梅の花」だったと思います。
戦時中の、田舎の小さな村が舞台で、主人公は少年でした。
少年は、都会から疎開してきたか転校してきたかで、村の子
ではありませんでした。
ある日、通りかかった家の土蔵の中に女の子がいるのを不思議
に思って声をかけ、仲良くなります。
土蔵の少女はその母と、村に来ていた外人との間にできた子で、
かなり目立つ金髪だったのです。
戦争が始まったため、父親は外国に帰ってしまい、残された少
女は村人の目に触れないよう、暗い土蔵のかたすみでひっそり
と生かされていました。
土蔵の小さな窓から見える風景しか知らず、少女はやがて病気
になり静かに死んでゆきます。
少年は、同じ季節になると、花を見て少女を思い出す・・・
そんな、あまり救いのないお話だったと思います。
お探しの本は蕎麦の花だということなので、もしかしたら違う
かもしれないのですが、土蔵の中の少女というのが気になった
ので参考までにかかせていただきました。
2002/02/09
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回答
No.2映画「子どもの頃戦争があった」1981年
本ではありませんが、そっくりな内容の映画があります。
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第二次世界大戦中、アメリカ人を父に持っていることから周囲の人々に迫害され、土蔵に閉じ込められて暮す混血の少女とその家族を描く。日本児童文学者協会と日本子どもを守る会が編集した「語りつぐ戦争体験」の中の“泥血の少女の死"を中心に映画化したもの。脚本は「子育てごっこ」の鈴木尚之、監督は松竹労組大船分会委員長で、この作品がデビュー作となる斉藤貞郎、撮影は宇田川満がそれぞれ担当。
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これは映画ですが、元になった「泥血の少女の死」というお話があるようですので参考までに書かせていただきました。
2004/02/24
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