砂を噛むような貧乏も辛いだろうが、金持ちが必ずしも幸せとは限らない。資本主義社会の永遠のテーマのような気がする。
この漫画も金、金、金に翻弄される人間のドラマで、コミック本２巻ほどの小品であるが、高校時代に読んだ時は読みだすとグイグイ引き込まれ、一気に読んでしまい、ラストも強烈なインパクトを覚え、読後は感動で放心状態だったのを今でも覚えている。

景気の先行きが見えない現代でもこの漫画は決して古さを感じないであろう。お金についてもう一度見つめ直すべき今だからこそ、ぜひこの漫画を復刻して多くの人に読んでもらいたい。