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著者 | 樹川さとみ |
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出版社 | 集英社コバルト文庫 |
ジャンル | 文芸書 |
ISBNコード | 9784086143974 |
登録日 | 2011/04/16 |
リクエストNo. | 53207 |
リクエスト内容
少し風変わりなぼくのおじさんからもらった年代物のラジオは不思議な物語を紡ぎだした―
番組表にも存在しない周波数から流れる海賊放送は、電波の海を超えて“ぼく”のもとに珠玉のファンタジーを届けてくれる。例えばそれは、白梅の花の奏でる鈴の音を聴くお姫さまの話。砂漠で石を集める男の話。足元から影が離れてしまった少女の話。恋人と喧嘩し環状線に乗り続ける女子大生の話。
これと平行して描かれる主人公とそれを囲む人々が織り成す日常は、ありふれているけどとても香ばしくて、とても魅力的です。
投票コメント
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高校生の頃に近所の図書館で読んで以来忘れられなくて、もし古書店で見つけられたら絶対に買いたいとずっと願っていました。コバルト文庫で出版されたため少年少女のコーナーに配置されていた気がしますが、普通の純文学の文庫でも、児童文学として出ていたとしても、全く遜色のない作品であると思います。ファンタジーが好きな方をはじめ、深夜ラジオを聴いていた世代にもぜひ読んでいただきたい素敵な作品です。 (2011/04/16)GOOD!1
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電子書籍化してくれたら一番ですが、青春の頃の思い出の一冊です。 (2023/05/05)GOOD!0
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とても大好きな作品。GOOD!0
これ、コバルトで出しちゃうの? という勿体無さを持っています。
10代の子たちに是非読んで貰いたい。挿絵の不思議な雰囲気が、物語と合っていてとても素敵です。 (2016/10/02) -
樹川さとみ先生の作品の中で、一番好きな作品です。何度も読み返していて本が大分傷んできてしまいました。樹川先生には珍しい短編風。文章も特に読みやすい作品だと思うので、どんな人にでもすすめやすいです。 (2015/07/20)GOOD!0
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とても素敵なお話です (2013/04/11)GOOD!0
読後レビュー
NEWS
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2011/04/16
『箱のなかの海』(樹川さとみ)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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みやび