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著者 | 前田愛 |
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出版社 | 岩波書店 |
ジャンル | 文芸書 |
ISBNコード | 9784002601519 9784006020323 9784480360021 |
登録日 | 2010/01/05 |
リクエストNo. | 49132 |
リクエスト内容
活字文化は近代読者を大量に生みだした.しかし,現在私たちは活字文化の王座がゆらぎはじめ「近代」そのものの意味が問い直される時代に生きている-天保改革期から戦後大衆社会に至る読者の実態を,出版機構の構造,作者の意識なども含めて歴史的に考察した本書は,近代文学研究の新たな局面を拓いた著者の代表作である.
新聞と活字本の出現により、近代の文学空間はどのように形成されたのか。文学史に読者論を導くことにより、文化のなかに文学を位置づけ、文体のなかに時代を読みとる読者論の名著『近代読者の成立』に、後年のテクスト論に連なる諸論を集成する。
投票コメント
全3件
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坪内逍遥『小説神髄』120年余。文学、とりわけ小説が手に入れたものは「読者」という場所であった。個々の作家論について書かれた書物は多いが、こと読者制定の歴史について触れた作品は少ないはず。著者の主著『都市空間の中の文学』と並び称される本作が絶版であるのは非常に惜しいのでこの機会に是非とも復刊を願います。 (2010/11/24)GOOD!1
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読者論の基本文献だから。何故品切れのまま放置されているのか理解できないくらい重要な本であると思う。 (2019/02/20)GOOD!0
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《文化のなかに文学を位置づけ、文体のなかに時代を読みとる》というところに惹かれました。GOOD!0
興味あります。復刊希望。 (2010/01/31)
読後レビュー
NEWS
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2010/01/05
『近代読者の成立』(前田愛)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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hakaiartinyou