4 票
著者 | イアン・フレミング |
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出版社 | 早川書房 |
ジャンル | 文芸書 |
ISBNコード | 9784151713576 |
登録日 | 2008/04/18 |
リクエストNo. | 41818 |
リクエスト内容
愛妻を殺され、傷心のボンドをMは日本へ送りこんだ。万能暗号解読機を入手するため、そして使い物にならず、解雇寸前のボンドに最後のチャンスを与えるためでもあった。彼を迎えたのはタイガー田中と名乗る男だった。男は解読機を渡す代わりに、福岡で毒草を栽培する危険な植物学者の殺害を命じる。ボンドは条件を呑んだ。だが、その学者の写真を見た彼は……! ボンドの眼を借りた日本観が横溢する注目作。
現代社会における新しいヒーロー像を創造し、絢爛たる文体と荒唐無稽なストーリーであのケネディ大統領をも魅了したスパイ小説の金字塔が改訳版として2000年に出版。
登録者の評価★★★★★★★★★☆
投票コメント
全4件
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物語は、愛妻を殺された「女王陛下の007」の後日譚として始まります。GOOD!1
ノイローゼで零落したボンドに衝撃を受けました。
同僚たちの戸惑い、心遣い、愛情、親心に胸を打たれました。
ブロフェルドの企みの怪異さに驚愕しました。
ウラジオストックへの旅立ちに切なさを覚えました。
日本が舞台であるということを別にしても、病めるヒーローの何もかもが気にかかってしまって、シリーズ中もっとも多く読み返しました。
異色中の異色作で、映画と小説で物語の乖離が著しく、フレミングのファンより圧倒的に映画ファンの方が多い以上、これを万人にお勧めできないのが残念なのですが、もっともっと愛されてほしい一冊です。 (2010/03/23) -
60年代の日本はすごかった。三丁目の夕日のような生活のあとに、、ビートルズがやってきて、東京オリンピック開催、007の日本ロケとまるで盆と正月が数年続いたような状況でした。映画ではトヨタ2000GTが登場、劇中のステージガンは、日本のMGCというモデルガンメーカーが担当してました。ホテルニューオータニ、代々木体育館、那智の滝、神戸港も登場します。原作では、最後のほうでボンドに子供が・・・。Jレノンの息子も日本と英国のハーフだけど、偶然の一致なのでしょうか。GOOD!1
原作で描かれる日本は、日本人読者には興味深いものとなるでしょう。 (2008/12/17) -
読んだことないので、是非復刊していただきたい。 (2015/11/19)GOOD!0
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スパイ小説史上、必須のシリーズです。早期の復刊を希望。 (2008/04/18)GOOD!0
読後レビュー
NEWS
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2008/04/18
『007は二度死ぬ』(イアン・フレミング)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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ブロフェルドのネコ