3 票
著者 | 開高健 |
---|---|
出版社 | 中央公論社 |
ジャンル | 文芸書 |
登録日 | 2007/11/24 |
リクエストNo. | 40409 |
リクエスト内容
開高氏が個人的に興味を持ち続け、研究し、思索を重ねた“あの人物”の青春時代、人物形成期に光を当てた小説。一種の歴史小説の体裁であるが、むしろ一人の青年の崩壊の物語である。
曲がりなりにも平和で繁栄した社会、穏やかで満ち足りていた時代に、そこから浮かび上がって誰とも関係性を築くことなく、無為で自由でたった一人だった“彼”が何故、どのようにして壊れていったのか、壊れるに到ったか。リアルを失い、想像力だけで外界に抗がおうとし、やがて戦争が起こってくれるようにと屋根裏で祈るようになった“彼”の、『この足どりをこそ知りたいのである』と開高氏が自らの思索に回答を与えようとした作品。
投票コメント
全3件
読後レビュー
NEWS
-
2007/11/24
『屋根裏の独白』(開高健)の復刊リクエスト受付を開始しました。
復刊実現の投票はあなたの投票から。
復刊リクエスト投票であなたの思いを形にしましょう!
あみご