1 票
著者 | アイヒェンドルフ |
---|---|
出版社 | 集英社 |
ジャンル | 文芸書 |
登録日 | 2007/03/21 |
リクエストNo. | 38139 |
リクエスト内容
もう見なくなってしまったが、かって各出版社から出ていた文学全集なるものには、そこでしかお目にかかれないような作家、作品も収録されていて、結構,貴重なものが多い。但し、それも品切れ、絶版になると、途端に陽の目を見なくなり、忘却の彼方に埋没してしまう。アイヒェンドルフの『フリードリッヒの遍歴』もそう。原題は『予感と現在』という詩的な名前で、主人公フリードリッヒの精神的遍歴(ドイツ文学お得意の)を扱ったもの・・・と書くと、途端に敬遠されそうだが、物語の合間に挿入される詩や、幻想味豊かな描写は必読に値する。だいちアイヒェンドルフに、文学全集の一巻そのものがあてがわれること自体が奇跡だ。この全集には他にも彼の『大理石像』や『のらくらもの日記』が収録されている。読んでみて損は無いと思う。アイヒェンドルフには信奉者も多く、後のシュティフター、ケラーなども影響を受けたという。
投票コメント
全1件
-
全集で奇跡的に訳出されただけで、それ以降はなかなか入手できない。アイヒェンドルフの代表作だけに、埋没させておくにはもったいない気がする。地味で派手さはないが、末永く読み継がれてもいいと思う。このような作品の翻訳を、学者先生の単なる業績に終わらすのはいかにももったいない。ドイツ・ロマン派ファンならこの作家のよさは十分理解されるはず。静かなるご支援を!!! (2007/03/21)GOOD!2
読後レビュー
NEWS
-
2007/03/21
『フリードリヒの遍歴』(アイヒェンドルフ)の復刊リクエスト受付を開始しました。
復刊実現の投票はあなたの投票から。
復刊リクエスト投票であなたの思いを形にしましょう!
牡猫ムル