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著者 | 白洲正子・権藤芳一 |
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出版社 | ラスタープレス/駸々堂出版 |
ジャンル | エンタメ |
ISBNコード | 9784397500862 |
登録日 | 2007/01/11 |
リクエストNo. | 37428 |
リクエスト内容
猿楽を幽玄の芸術-能楽に仕上げた世阿弥の生涯は、天才の資質に激しい闘志を加えて燃焼した坩堝であった。将軍義満のひとかたならぬ寵愛を受け、その保護の内にあったとはいえ、そのなかで溺れず驕らず、能の完成だけを見つづけた彼の視線は、能を透して芸というものを、人生というものを見据えていたのではないだろうか。そのことが、現代の我々に能の世界を通して、いまもなお生き生きと彼の生涯を訴え続ける力なのだろう。
演劇評論家の権藤芳一氏による世阿弥の生涯、能の歴史についての論考。白洲正子さんがテキストを寄せており、興味深い一冊となっている。写真は土村清治氏が担当。駸々堂ユニコンカラー双書55として1978年2月出版。141頁で装幀は田中一光、定価は500円。
登録者の評価★★★★★★★☆☆☆
【目次】
◇カラー版16頁:伊賀盆地 福田神社 面塚古跡ほか
■世阿弥の歩いた道(白洲正子)
◇カラー版16頁:興福寺 春日神社 今熊野神社 賀茂川ほか
■散楽から猿楽能へ(権藤芳一)
◇カラー版16頁:翁 通盛 葵上 砧 班女 融ほか
■世阿弥・その生涯(権藤芳一)
◇カラー版16頁:捕厳寺 浅間神社 小浜 長谷寺 正法寺ほか
■世阿弥の芸論(権藤芳一)
投票コメント
全1件
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駸々堂ユニコンカラー双書は、平凡社カラー新書の後塵を拝した形ではあったが、優れたものがいくつかあった。本書も資料的価値が高い。 (2007/01/11)GOOD!0
読後レビュー
NEWS
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2007/01/11
『世阿弥を歩く』(白洲正子・権藤芳一)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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箱崎 津郎