7 票
著者 | 奥田英朗 |
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出版社 | 講談社 |
ジャンル | 文芸書 |
ISBNコード | 9784062049375 |
登録日 | 2006/11/22 |
リクエストNo. | 36904 |
リクエスト内容
以下、amazon.comの若き日の奥田節さんのレビューを拝借させていただきました。
B型陳情団は、毒々しいユーモアを好み、常に疑いのマナコで世間をながめ、フキンシンな主張を誰はばかることなく唱え、四面楚歌をものともせず、アホをアホと言い切る、手前勝手に満ちた同志で結成される。団長は★、奥田英朗だ。ただし、目下のところ団員はゼロである。
と裏表紙に書いてある通り、世間の不合理なことに奥田氏が面白おかしくちゃかし、異議を唱えます。本誌に連載されていたのが1986年だそうで、若々しい奥田節が味わえます。結構激しく怒りをぶつける前半★「しまいにゃ怒るぞ」は自分が批判の矛先になってい★り、共感できかったりして、ちょっとむっとしたとこともあったのですが、2部以降は今に続く爆笑の奥田節は楽しく読めました。
なかでもどうでもいいことをとことん考え抜いてみる第3部が最高です。「なぜ地方の土産物屋には必ず木刀がおいてあるのだろう」について考え抜かれた上に、「自民党恐るべし」という結論に辿り着く過程は屁理屈の嵐で、奥田さんの本の中で一番笑ったかも。
80年代後半の社会現象が話題になることが多くて、今読むと時代外れになってしまっている事もあるので、もはや再版されることも無いでしょうが、若き日の奥田さんが読めてちょっと得した気分です
投票コメント
全7件
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MONOマガジンに掲載されていたコラムをまとめた本だと記憶しています。GOOD!1
この雑誌を買い始めたのは別の理由だったはずなんですが、
途中からはこのコラムを読むためだけに買っていたはずでした。
実際、連載が終了したあとは買うのをやめてしまいました。
毎回笑わせていただきましたが、「Aが許されるならBでもいいだろう」のネタで、
最後にボーリングのボールのオチで爆笑しました。
古本で探したのですが見つかりません
復刊をぜひお願い致します。 (2023/11/18) -
奥田英朗の著作を全部読んでみたい! (2010/09/09)GOOD!0
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奥田さんの本はこの本以外すべて読んでいるので、ぜひ読みたいです。 (2009/03/28)GOOD!0
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奥田さんの本で読めない本があるというのはつらいです。復刊強く希望します。 (2009/03/07)GOOD!0
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奥田さんの本ならすべて読みたい! (2008/06/30)GOOD!0
読後レビュー
NEWS
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2006/11/22
『B型陳情団』(奥田英朗)の復刊リクエスト受付を開始しました。
復刊実現の投票はあなたの投票から。
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猫柳田中