著名な作家たちによる、ゲーム、ギャンブルに関する小説、エッセイ集。
（企画：丸谷才一、辻邦生、挿画：和田誠）
オーナー評価★★★★★★☆☆☆☆

序　本能にひそむ魔性のもの／山口瞳

【I.ギャンブル・破滅篇】
１.賭博／寺山修司
２.賭博者はダンディであるべきだ／柴田錬三郎
３.賭の姿勢／武田泰淳

【II.囲碁・確執篇】
４.烏鷺近況／梅崎春生
５.初心懸命／結城昌治
６.林海峯の扇子／江崎誠致
７.ボヤキの大岡／尾崎一雄
８.イカリの尾崎／大岡昇平

【III.将棋・剛直篇】
９.将棋の鬼／坂口安吾
10.将棋／井伏鱒二
11.井伏さんと将棋／小沼丹
12.血涙十番勝負第六番　八段　芹沢博文／山口瞳
13.決戦前後／芹沢博文
14.将棋用語珍辞典／東公平

【IV.競輪競馬・幻影篇】
15.競馬学校一年生になるの記／東海林さだお
16.我が馬券哲学／菊池寛
17.競馬／北杜夫
18.オークスを観て／河野多恵子

【V.麻雀・妄執篇】
19.もしあのとき／宇野千代
20.「D派」と「S派」／吉行淳之介
21.こころのやさしい　おにです／江國滋
22.居眠り雀鬼／阿佐田哲也

【VI.パチンコ花札・弧愁篇】
23.パチンコ・ホール／開高健
24.パチンコ必勝法／畑正憲
25.雨の男は定九郎…／丸谷才一
26.コイコイの話／近藤啓太郎