14 票
著者 | 中野好夫 |
---|---|
出版社 | 岩波新書 |
ジャンル | 文芸書 |
ISBNコード | 9784004140092 |
登録日 | 2000/06/03 |
リクエストNo. | 234 |
リクエスト内容
「ガリバー旅行記」の著作で有名なジョナサン・スウィフト個人に対する考察書。子供の読み物と思っていた上記の書も実は当時のイギリス社会への痛烈な風刺だった等、スウィフトがどんなに人や社会との信頼を純粋なまでに求め、その純粋さ故に失望し傷ついたかを訳者本人があふれんばかりの「冷徹な愛情」を降り注いで著した本です。文章は淡々としたものですが中身の熱いほどの温度を感じて頂ければ、上の妙な表現も納得してもらえるはずです。
投票コメント
全14件
-
人間憎悪から導かれる鋭い洞察をした作家ですが、日本ではガリバー旅行記の一遍以外は殆ど無視されているように感じます。しかし、数年前に桶物語などが復刊したので、こちらも復刊して欲しいです (2013/06/25)GOOD!1
-
学生時代に最も影響を受けた著作の一つである。『シエイクスピアの面白さ』とともに、この著作を読みふけっていた頃が忘れられない。中野先生の鋭い文芸批評から、英文学の世界へ足を踏み入れたと言っても過言ではない。そんな著作が絶版では勿体ないと思うのは、小生のみではなかろう。今の若者には是非一読を勧めたい。 (2011/04/25)GOOD!1
-
詳ガリヴァー旅行記についてくわしく掘り下げた書籍が読みたかったので。 (2020/01/23)GOOD!0
-
是非、読んでみたい。 (2009/12/25)GOOD!0
-
名著です。 (2008/12/14)GOOD!0
読後レビュー
NEWS
-
2000/06/03
『スウィフト考』(中野好夫)の復刊リクエスト受付を開始しました。
復刊実現の投票はあなたの投票から。
復刊リクエスト投票であなたの思いを形にしましょう!
ガンビー