12 票
著者 | クリストファー・プリースト |
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出版社 | サンリオ |
ジャンル | 文芸書 |
登録日 | 2003/12/14 |
リクエストNo. | 21197 |
リクエスト内容
南極大陸の氷の下にある集中研究所でウェンティック博士は機密の研究に務めていた。刺激→反復→教化→習慣というパブロフの実験を薬の投与により短縮しようというのだ。スターリン体制でパブロフの実験が悪用されたように、一歩間違えると危険な薬であった。ところがある日、政府関係者と称する二人の男により、研究は未完成のまま博士は解任。別の任務を言い渡された博士は目的も理由も分からぬまま、ブラジルへ連れて来られた。ジャングルを抜け、目的の草原へ踏み入り後ろを振り返ると、今までそこにあったジャングルは消え、前方と同じ草原の地平線がどこまでも広がっていった。その上、毛の生えた机、耳のある壁、高等数学の公式に従い設計された迷宮のごとき監獄に博士は収容されてしまった!!
投票コメント
全12件
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「逆転世界」を読みました。着想や語り口など,非常に読ませる作品でした。この作家の著書で現在入手不可能なものがあってはならないと思います。GOOD!1
当然,サンリオからの復刊は無理でしょうが,東京創元社さんや早川書房さんからの復刊を期待します。 (2007/12/03) -
もうそろそろ『奇術師』 “ The Prestige ” の翻訳が出ますし、本書を含めプリーストの再評価が進んで欲しいと思います。GOOD!1
プリーストが良いのは、文章が時間をかけて醸成されているところです。その香りやニュアンスは時間をかけて堪能するに値します。この作品はデビュー長編ということで、後の作品に比べ地味さは否めませんが、入手しづらい状態は解消したいところです。出世作 “ Fugue For A Darkening Island ” やシリーズのドリーム・アーキペラゴ(短編集および長編 “ The Affirmation ” )といったあたりも、紹介が進むことを祈りたい。わざわざSFと銘打たなくても出版できると思います。 (2004/03/03) -
プリーストにはまりました。是非復刊を! (2014/08/06)GOOD!0
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映画「プレステージ」で作者を知りました。ぜひ読みたいです! (2007/06/23)GOOD!0
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読んでみたいです。 (2007/05/14)GOOD!0
読後レビュー
NEWS
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2003/12/14
『伝授者』(クリストファー・プリースト)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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henowa