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著者 | ハインツ・G.コンザリク、金森誠也 |
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出版社 | フジ出版社 |
ジャンル | 文芸書 |
ISBNコード | 9784892260612 |
登録日 | 2003/11/26 |
リクエストNo. | 20935 |
リクエスト内容
スターリングラード包囲下での野戦病院を主舞台に、様々な人間模様を描く。万国共通の要領のよいグータラ古兵クネーゼルは、あらゆる手段で食料を手に入れ、ナチバカのハーゲン大佐は赤軍火炎放射戦車に襲われて半狂乱で病院に逃げ込む。独軍の良心を象徴するかのような師団長は、師団崩壊後、嫌がるハーゲン大佐を引き連れてT-34戦車に短機関銃で立ち向かう。捕虜となった赤軍軍医長と女医は、独軍野戦病院で独軍軍医と共感し共に働く。動物園から逃げ出し市街を徘徊する象、栄養失調と極度のストレスで引き起こされる心臓マヒ、愚劣極まる独軍兵站部の官僚主義等を極めてよく練り込まれたプロットによって一気に読ませる面白さ。3部作全てに言える事だが、独ソ両軍に魅力的な登場人物がおり、一方的な記述に終わらないところが良い。これを読まずに(国通)スターリングラード・ポケット(または(AD)冬の嵐作戦)をやる者は呪われよ!
投票コメント
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H.G.コンザリクの独ソ戦小説3部作の一つ。スターリングラードの攻防戦で敵に包囲されたドイツ軍。その極限状態で戦う兵士たちの姿だけでなく、兵士たちを救うために敵味方を越えて野戦病院で協力するドイツ軍軍医と捕虜ソ連医師の姿など人間模様を織り込んだ大作。ただの戦争文学として埋もれさせるにはもったいない作品。是非復刊していただきたい。 (2010/11/03)GOOD!1
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スターリングラード包囲下での野戦病院を主舞台に、様々な人間模様を描く。万国共通の要領のよいグータラ古兵クネーゼルは、あらゆる手段で食料を手に入れ、ナチバカのハーゲン大佐は赤軍火炎放射戦車に襲われて半狂乱で病院に逃げ込む。独軍の良心を象徴するかのような師団長は、師団崩壊後、嫌がるハーゲン大佐を引き連れてT-34戦車に短機関銃で立ち向かう。捕虜となった赤軍軍医長と女医は、独軍野戦病院で独軍軍医と共感し共に働く。動物園から逃げ出し市街を徘徊する象、栄養失調と極度のストレスで引き起こされる心臓マヒ、愚劣極まる独軍兵站部の官僚主義等を極めてよく練り込まれたプロットによって一気に読ませる面白さ。3部作全てに言える事だが、独ソ両軍に魅力的な登場人物がおり、一方的な記述に終わらないところが良い。これを読まずに(国通)スターリングラード・ポケット(または(AD)冬の嵐作戦)をやる者は呪われよ! (2003/11/26)GOOD!1
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貴重な書籍。是非、復刊を。 (2013/05/02)GOOD!0
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支援射撃。コンザリク3部作是非復刊を。 (2006/11/01)GOOD!0
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なかなか手に入らないので…。GOOD!0
(国通)スターリングラード・ポケット(または(AD)冬の嵐作戦)はたぶんやらないけど、Idiotenさんに協力します。 (2004/06/22)
読後レビュー
NEWS
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2003/11/26
『第6軍の心臓』(ハインツ・G.コンザリク、金森誠也)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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pak