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すごくポップで過激さも伝わってくるのに、この人の書くものは埋もれちゃって読めない。とっても残念だ。「現代詩」という枠組みの中での評価のされ方を私は知らない。けれど先鋭性や、詩史的な価値うんぬんという話以外にも、ひとつの巧みな言語表現として傑出していると思う。復刊を希望します。 (2011/05/31)GOOD!1
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遅ればせながら重力02紙上にてその存在を知るに至り、速攻で「アストロノート」を買い求め貪り読んだ。GOOD!1
現代詩かくあり得べしといった議論など露と知らぬ無知な僕だが、卑屈でどうしようもない次男坊の、精神の崩落の過程そのままを紙上にトレースしたこの詩集は最強にポエジーに触れていると思う。
「お前らみんな一人勝ちしたいだけとちゃうんか。俺は一人勝ちしたいよ。ガチガチの現代詩でな。」
超イカしてる。吐きそうだ。飯三四杯なら軽くいける。
「アマータイム」是非読みたいです。復刊されたら10冊は買って友人知人に押し付けます。お願いします、僕にアマータイムを読む機会を与えてください。 (2007/09/20) -
こんなにもセンチメンタルな奇書(松本圭二の著作全般に言えることかもしれないが)を、埋もれさせてはいけないと思います。GOOD!1
またそれだけでなく、ここには、全ての詩人がこれまで扱ってきた「白紙」への敬意と、そこからの跳躍があります。
現代詩はかっこいいんだと伝えたいとき、なぜこの本が書店に置いていないのか、本当に歯がゆいです。 (2007/04/04) -
マルメラは小さな箱をみつけた。カンザスには古い河があったろう、そこで箱の中身GOOD!1
は仔犬の魂だった。父は仔犬を見ると必ず「のらくろ」と呼んでいた…おまえはヘミ
ングウェイを知っているか。僕は16歳で知った、ジョン・ウェインの親戚だ。マル
メラもその頃知った。マルメラマルメラと教室で騒いでいたがそいつがマラルメだと
気づいてどうでもよくなった。そんなへんな名前のやつはカンザス、カンザス、唾の
詩、詩の唾…アレフのよだれが詩集『SUMMERTIME』からSの文字を消した。以後
『アマータイム』と呼ばれるサタンの書には緑色の血が染みつくことになる。トッ
ゲ・ド!ストゴド!90年代以後の現代詩の命運に立つ松本圭二の問題作。 (2006/02/07) -
現代詩というジャンルはどうやらすでに終わってしまったらしいのですが、そんななかいわゆる「引用」などの現代詩サークルの閉鎖的な方法論には陥らず、力強い詩を書いている、らしいです。GOOD!1
可能性はこの人にしかない、とも言われているようです。
しかも2000年8月の出版ですよ。もう手に入らないとは!
皆さんのお力を貸してください。 (2003/02/26)
読後レビュー
NEWS
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2003/02/26
『詩篇アマータイム』(松本圭二)の復刊リクエスト受付を開始しました。
復刊実現の投票はあなたの投票から。
復刊リクエスト投票であなたの思いを形にしましょう!
kai