復刊ドットコム

新規会員登録

新規会員登録

V-POINT 貯まる!使える!

近代史における国家理性の理念

フロードリッヒ・マイネッケ 著 / 菊盛英夫 生松敬三 訳

近代史における国家理性の理念

7,920円(税込)

(本体価格 7,200 円 + 消費税10%)

【送料無料】

amazon.co.jpにてお買い求めください

amazon.co.jpへ

※在庫・発送日は遷移先のサイトでご確認ください。
※当ページ表示の価格とは異なる場合があります。
※Vポイントや特典等は対象外となりますのでご注意ください。

お気に入りに追加

得票数:1票
近代史における国家理性の理念
著者 フロードリッヒ・マイネッケ 著 / 菊盛英夫 生松敬三 訳
出版社 みすず書房
ジャンル 専門書
ISBNコード 9784622017424

商品内容

第一次世界大戦のドイツ敗北の6年後に刊行された本書は、国家行動の批判という問題意識に支えられた対決の書であって、しかも時代を超えて学問的に第一級のすぐれた古典的業績たることは隠れもない。
本書は近代ヨーロッパのマキアヴェリズムの歴史であり、同時にその精神的克服の試みの歴史でもある。深刻かつ真剣な長い政治と倫理の対決の歴史を、その代表的人間によって、いわば“高山の尾根縦走”の形で述べた言語芸術的傑作である。
国家は倫理的存在であったこともなく、現在もそうではない。国家は自然的原始的基盤に立ち、ナマな権力追求の衝動に盲目的に駆られている。国家の必要に対して立つ普遍的道徳の苦悶は一つの悲劇なのであろうか、と著者は設問する。
精神とは高度に発達した魂の作用である。「認識し、比較し、選択し、判断し」それをつうじて文化を生み出す作用である。この自由な精神と鉄鎖のような自然の間に、無気味で巨大な中間領域が横たわっている。そこに権力のデモンが棲み、神と悪魔が手をつないでいる。精神がそれを看視し、支えるのでなければ、それは野蛮に墜落するであろう。この緊張と背反の人類の歴史的経験について、冷静な歴史分析がここに試みられた。
「夜通し降る春の雨のように学問を蘇らせた。彼の見解はちょうど地下水のようにそれ以後のあらゆる文献に拡がった」(デヒオ)
「歴史的方法の貴重な洗練と歴史的認識の比類なき進化をもたらした」(F. シュナーベル)

関連キーワード

キーワードの編集

読後レビュー

レビュー投稿はこちら

復刊投稿時のコメント

全1件

おすすめ商品

V-POINT 貯まる!使える!