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学校制服の文化史

難波知子

5,280円(税込)

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著者 難波知子
出版社 創元社
判型 A5・上製
頁数 380 頁
ジャンル 実用書
ISBNコード 9784422210148

商品内容

「管理の象徴」から「自分を演出するファッション」へ。お茶の水女子大学に遺された制服掛軸図をベースに、女子制服史のみならず、近代日本の学校観を大胆に問い直す、清新な制服史論。精選した写真・図版約100点、細部にこだわる実証的な文化史研究。家政学や教育学、文化史研究者などはもちろん、服飾業や繊維業関係者、デザイナー、私立学校関係者、女子学校卒業生など、制服に関連や関心のある、あらゆる方にお勧めします。

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読後レビュー

全1件

  • 制服の歴史は福光(復興)の歴史

    制服の歴史を見ていくと、明治・大正は男性は詰襟、女性は袴・着物の制服が圧倒的に多かったのは、洋服文化があまり根付かず、洋服が着られたのは一部の富裕層だったことでも、洋服の制服はまさに贅沢なものだった。しかも、外国の真似が多かったのも、制服文化が皆無だった江戸時代からの転換を図るには時間がかかったことでもいえる。
    やがて、日本独自の制服文化が芽生えて来る頃には戦争が暗い影を落とし、洋服の制服が増え始めた矢先、特に大東亜戦争が始まる頃にはスカートがもんぺになり、名札の縫いつけが義務付けられ、今からみても、この頃の制服がもっともダサいものになったが、戦時中はそんなことをいってられなかったから、機能性が重視された。
    戦後、再び制服文化が興隆したが、時代とともに品質は向上し、デザインも学校の制服という範疇から、学校外でも着たい制服へと変化し、制服で学校を決める生徒も出てきた。制服はとくに私立にとっては重要なアイテムになってきた。
    そして、制服は時代を見る重要なアイテムにもなった。それはスカートの長さや靴下の変化、スカートのデザインにもあわられている。
    欧米では制服なしの学校が多い中、日本では多くの中学校・高校で制服を採用している理由を知るにはこの本は最適であり、制服の歴史は福光(復興)の歴史でもあることがよくわかる。 (2014/09/03)

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