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おおきな木

シェル・シルヴァスタイン 作 / 村上春樹 訳

1,320円(税込)

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得票数:27票
おおきな木
著者 シェル・シルヴァスタイン 作 / 村上春樹 訳
出版社 あすなろ書房
頁数 60 頁
ジャンル 児童書・絵本
ISBNコード 9784751525401

商品内容

■世界的名作絵本『おおきな木』が、村上春樹の新訳で復刊!

いつでもそこにある木。成長し、変わっていく少年。それでも木は、少年に惜しみない愛を与え続けた・・・何度でも読み返したい、シルヴァスタインのロングセラー絵本。

あなたはこの木に似ているかもしれません。

あなたはこの少年に似ているかもしれません。

それともひょっとして、両方に似ているかもしれません。

あなたは木であり、また少年であるかもしれません。

あなたがこの物語の中に何を感じるかは、もちろんあなたの自由です。

それをあえて言葉にする必要もありません。

そのために物語というものがあるのです。

物語は人の心を映す自然の鏡のようなものなのです。

(村上春樹/訳者あとがきより)

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読後レビュー

全3件

  • 半世紀以上、世界中で愛されてきた本

    あとがきによると、1964年にアメリカで出版され、それ以来30以上の言語に翻訳されているロングセラーということです。日本でも長らく本田錦一郎さんの訳で親しまれていたようですが、私は村上春樹さんが翻訳したということで初めて知り、40歳を過ぎて読んでみました。あっという間に読める文章量で、内容的にもごくふつうの児童書というか絵本というか、といった印象で、世界中でロングセラーになるほど特別な本とは思えないのですが、まあ、シンプルなストーリーだからこその普遍性とか、解釈の多様性とかに思いを馳せていくと、「深み」はあるかもしれません。また時間をおいて読んでみたいと思います。 (2018/03/17)

    GOOD!0
  • 親のような

    この本のテーマは無償の愛情だと思います。
    それは親が子にそそ愛のようです。
    たとえ自分の身を差しだすことになっても、手伝ってやりたい、助けてやりたい、幸せを感じてほしい、そんな思いで溢れています。
    自分も愛を受ける側から、いつか渡す側になりたいと、思わせてくれる一冊です。 (2014/04/11)

    GOOD!0
  • こころがあったまります。

    小学生時代に母が読み聞かせてくれたのがこの本との出会いでした。その時、すごく心の温まる話だなーと思いましたが大学生になってから読んでも同じような気持ちになります。とても優しくて後味の素敵な本です。どんな年代の人が読んでも素敵な気持ちになれるのではないかと思います。私自身も、親戚の子に読んであげたいなーと思っております! (2013/11/23)

    GOOD!0
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復刊投稿時のコメント

全27件

  • 小さい頃読んだ、ほんだ きんいちろうさん訳の「おおきな木」が欲しいんだ、と大切な友人が言っており新品を贈れないだろうかと考えここにたどり着きました。村上春樹さんの訳も読んだが、ニュアンス含め幼い頃に味わった感触とやはり違うんだよね…とも。本田訳版は幼かった彼女の大切な記憶に深く結びついています。村上訳がどんなに素晴らしくても本田訳でないと意味がないのです。2つは元を同じくした違う作品だと考えますし、同じように感じてくださる方もいらっしゃると思います。かけがえのない作品として、本田訳版の復刊を望みます。 (2021/05/16)
    GOOD!2
  • ロングセラー、名作中の名作なのに、村上春樹の新訳でしか手に入らないなんて!
    ほんだきんいちろう訳を中学生くらいに読んで、「人生の一冊」と思うほど衝撃を受けました。
    後で原書も読みましたが、直訳よりも心に迫る言葉を探り当てた工夫がわかり、感嘆したものです。
    「きは それで うれしかった…だけど それは ほんとかな。」
    この一文がどれだけ胸を突いたか。
    村上訳は、意味的にはより原書に近いのかもしれませんが、大人びた理屈っぽい文章になっており、原書のシンプルさ、鋭さ、リズム感を生かせていません。
    ほんだ訳を知らない世代も増えているでしょう、文化の損失とさえ思います。権利関係の問題なのかもしれませんが、何とか復刊していただきたいものです。 (2021/03/05)
    GOOD!1
  • 復刊を希望致します。
    村上春樹氏訳の方も読んだことはありますが、文章のやさしさや、
    読後の余韻は、ほんだきんいちろう氏訳版を初めて読んだときを思い出すと
    どうしても比べ物にはなりません。
    改めて、ずっと手元に置いておきたい本です。
    何卒よろしくお願い致します。 (2020/05/16)
    GOOD!2
  • 日本語によるかけがえのない翻訳と聞きました。日本語のために、日本語で考え感じるために、日本語による優れた翻訳文化の伝統を絶やさないために、強く復刊を希望いたします。 (2019/09/07)
    GOOD!1
  • 発刊当初から読んでいたバージョンで、村上版が好きではないから。プレゼントに使いたいのは、このバージョンだから。 (2015/10/14)
    GOOD!1

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