最新の復刊投票コメント(哲学) 7ページ
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フィヒテの根源的洞察
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一般記号論序説 : 記号と行動の論理
この方のように包括的に記号論を論じている本はないかと思います。記号論というタイトルの本は、パースのみの解説に終始しています。あるいはプラグマティズムの文脈か。しかし、目次を見ていただければわかるように、歴史的文脈における記号論を知りたかった!と思う読者もいるはずです。この本がもっと知られることを願っています。
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記号論序説 その歴史と体系
ここで語られる記号論は、パースの記号論(semiotics;セミオティクス)だけではなく、ヨーロッパを源流とする記号論(semiotic; セミオティック、「s」がない!)の歴史的変遷が記されている。この著者以外で、このことに触れている日本の学者はいるでしょうか? 読んだ時に衝撃を受けました。
内容的には、チャールズ・モリスの『記号と言語と行動』に書かれている「記号論の歴史」を詳述している感じです。ロック、ライプニッツ、ウィーン学団の系譜の記号理論が書かれており大変勉強になります。このような包括的な経緯を日本語で読めることはすごく幸運なことかと思います。大方は海外の論文を読むしかありません。
奥付の著者紹介を見ると、著者の瀬在さんは、南カルフォルニア大学に留学されているとのことなのでおそらくアメリカでこのことを学ばれたのではないかと思われます。この本が記号論の参考図書として語り継がれていない理由はあるのでしょうか? -
コペルニクス革命 科学思想史序説
最近トーマス・クーンに興味が湧いてきました。今年(2023年)、彼の『科学革命の構造』が新訳で出ましたので、こちらもいい頃合いではないでしょうか。彼の考えがなぜそれにいたったのかを補足する良き文献かと思います。
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相対性理論の哲学―ラッセル、相対性理論を語る
図書館で借りて少し読んだが、読みやすかった。著者も訳者もよい仕事をしたのだと思う。しかし、貸出期間内で読み終えることのできるものではないので買って手元に置いてじっくりと読みたい。
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根本的経験論
パースのプラグマティズムから始まり、しかしこれはジェームズのオリジナルの考えである根本的経験論。ジェームズの思想を知る上で欠かすことのできないものなので是非とも復刊してほしい。
ジェームズが自分のこの考えを、純粋経験論ではなく、根本的経験論と表現したのはなぜか?このことに答えてくれる解説があると嬉しい -
ノヴム・オルガヌム
イギリス経験論、ひいては哲学史全体で見ても重要な著作であるため。
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パース著作集 3 形而上学
パースの記号論について日本語で読める貴重な文献の一つ。絶版のためプレミア化していて残念。しかも、この巻だけなぜか値が高い。是非とも復刊して欲しい。
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現代社会生態図説
BNN版は残念ながら図版のみでテキストなし。しかし、当たり前だがテキストも重要なので是非とも復刊して欲しい。新仮名遣いに直したものを読みたい
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ウィトゲンシュタイン研究 ウィトゲンシュタインとオーストリア哲学
オーストリア学派というものに興味があり、同時にウィトゲンシュタインにも興味があった。この本はその2つを満たしてくれる。図書館で借りているが、やはり手元に持っておきたいので是非文庫本で復刊してほしい。できれば最新研究に基づく改訂や新補足などあると嬉しい。
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人性論 全4巻
哲学史で必ず言及されるほどの重要な著作であるが、非常に高価な版しか流通していないのは嘆かわしい事態である。
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インド古典論 上下
著者の他の著作に引用されており興味を持ちました。
仏教を通していかにインド古典思想が日本に息づいたか理解する上で不可欠な作品で、仏教徒意外にも興味深い作品です。
ちくま学芸文庫に収録するなど、復刊の際は廉価版も出していただきたいです。 -
ライプニッツの哲学
ラッセルのライプニッツ論はかなり興味があります。
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アリストテレスの存在論 アリストテレスに於ける存在者の諸意味
オーストリア学派の祖にしてフッサールの師であるブレンターノによる学位論文。ハイデガーに影響を与えた論文でもある。
『現代哲学の主潮流(法政大学出版局)』の著者シュテークミュラーによれば「ブレンターノが行なった研究は、あいかわらずひどく過小評価されている。彼なしには、全現象学的哲学は考えられないだろう」「ブレンターノは存在論と形而上学に関する彼の研究によって、とくに彼のカテゴリー分析によって、またそれにならんで彼の徹底的なアリストテレス研究によって、現代の存在論に決定的な影響を及ぼした」「ブレンターノの方法は多くの点で、今日の経験哲学、とくに分析哲学のやり方と著しい類似点を持つ」「一切の概念は彼[ブレンターノ]によれば経験的な起源を持っている。しかし、それでもやはり、彼にとってはア・プリオリな現実判断が存在するのである。カントとは対照的に、彼にとってア・プリオリな認識はいかなるア・プリオリな概念をも前提しない。そのうえ、彼はカントの認識概念を超越論的・観念論的に解釈することはまったく誤っていると考える」と説く。
いかがでしょうか。この文章だけでもブレンターノに興味が湧いてきませんか? -
ノヴム・オルガヌム
現代の疫学、統計的なアプローチが当たり前となった礎を知りたいと思うのは自然なことだと思う。amazonの高騰も異常。
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ユートピアの冒険
現代の社会問題を理解するためには、ポストモダン思想の背景を概観するのが近道です。この本は決して読みやすくはないですが、現代の思想背景の理解に効果抜群です。
学生、社会人問わず現代の問題を理解したい方には、是非一読していただきたいです。
特に社会学、神学、哲学を学ぶ方は、現在テーマとなっているアイデンティティポリティクスやポストモダン思想への理解が一気に深まると思います。
今こそ多くの方に読み返されるべき本ですが、絶版になって久しく、古本も出回っていない状況です。
しかし需要はあるようで、古本の価格は高騰し、一般の方には手が届かないものになっています。
こういう本こそ皆が廉価で手にした方が良いと思っています。
単行本、文庫、電子書籍は問いません。ぜひとも復刊をお願いしたいです。 -
中国旅行ノート
日本滞在をきっかけに書かれた「記号の国」の面白さから、「中国旅行ノート」にも興味を持ったが、現在品切れ状態であり、中古書の価格も高騰しているため。
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世界神秘学事典
まだ書店で入手可能だった頃に購入しておけば良かったと後悔した本。改訂版でなくても良いので、復刊して頂くことは出来ないのだろうか。
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ヘルメス文書
こういう本は本当に知的好奇心を擽られる。今のような時代だからこそ是非読んでみたい。
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空海全集 全8冊
一部はちくま学芸文庫「空海コレクション」に収録されています、日本を代表する知の巨人・空海を理解する上で全集の存在は不可欠です。
せめて『秘蔵記』『三昧耶戒序』『文鏡秘府論』などコレクションに追加してほしいです。
永井均さんの本で言及されていたため興味を持ちました。しかし古本の価格が非常に高騰していて入手できません!復刊希望です。