本書は、サリヴァンの代表的遺著であり、『現代精神医学の概念』とともにもっともよく読まれ、引き合いに出されることの多い書である。＜精神医学は対人関係論である＞という題名は、その明快さと歯切れのよさによって...

「すばらしい、クレペリンをはるかに凌ぐものだ。」これは本書のゲラ刷りを読んだヤスパースの師ニッスル（ハイデルベルク大学精神科教授）の感嘆の言葉であった。1913年に出版された本書は、まさに精神医学の流れ...

大震災によって、人の心はいかに傷ついているのか？　そして、復興によって癒すことはできるか？　阪神大震災の被災者の“心の叫び”と、生涯にわたり取り組みつづけた精神科医による、初めての大災害精神医学の臨床報...

生命をもつものの宿命として、病気から完全に解放されると夢みるのは幻想だ──人類が病気と闘ってきた歴史をたどりつつ、真の健康とは何かを問う、一級の書。

腹証研究の成果を軸に漢方理論、薬物解説、使用経穴を加えて、腹証を総合的に論じる。 第１巻（総論（腹証の歴史と意義；腹証研究の問題点とその方法；腹診部位の名称と腹診方法；背診部位の名称と背診方法　ほ...

ユング自身によるユング理論の解説ともいうべき書。最も興味深い問題である無意識を様々な例を引いて解き明かす。

病気と治癒を理解するための考え方を解説し、よくある病気の症状を取り上げて、そこに象徴されるメッセージを心の問題のあらわれとして解き明かす。巻末に症状から引ける索引付き。

精神科医必読の名著【待望の復刻】 近代の精神医学の形成から２０世紀の中頃に至るまでの発展の過程を、世界の主な研究者・治療者の実績に沿って解説。精神医学に関係するさまざまな考え方を大河的に捉える。〔...

うつ病は薬で治るとどの医者も言う。しかし、薬を飲んでもまったくよくならないと訴える自称「うつ病」の人の数は膨大である。なぜか……。第１章　擬態される、うつ病第２章　うつ病は「こころの風邪」ではない第３章...