政治に関する根源的な哲学の営みとの出会いを開示し、アーレントの独創的な思索をたどる手がかりをも示す、『政治入門』草稿集。

日米戦争中強制収容された日系人が半世紀後に謝罪と補償を手にするまでの過程を追い、そのエスニシティの変遷を考察する。

戦後のアメリカで最も影響力のある哲学者クワインの仕事を紹介。言語哲学、心の哲学、形而上学などをめぐる論争を知りたい人の必読書。

巻物から写本、そして印刷術の発明--- そんな書物の発達とともに歩んだ収納法の進化の跡をたどる。読書人・書店・図書館関係者必読の好著。

一世紀半にわたり、「不滅のピアノ」スタインウェイを製造し販売した一族と、それを演奏したパデレフスキー、ホロヴィッツらがかなでる産業と芸術のコンチェルト。

医学的人間学＝パトゾフィーを目指して、運動と知覚、主体と客体などを、二分対立に先行する円環構造＝ゲシュタルトクライスとして理解する試み。新装で復刊。

思想的に最も多産な時期から晩年まで、27冊のノートに書き続けられた膨大な日記・完結篇。活動的生活と観想的生活を包含する独自の思考を記録したドキュメント。 ▼こちらもチェック！ ◎『思索日記 I ...

経済学の学問的確立をめざし、『資本論』研究一筋に歩んできた著者の自伝。下巻では、東大社研時代から法政大学を去るまでの学問と思索を語り、著者の『資本論』研究の成果をなす『経済原論』をめぐって、その問題点を...

経済学の学問的確立をめざし、『資本論』研究一筋に歩んできた著者の自伝。上巻は、はじめて『資本論』を読んだ学生時代から労農派教授グループ事件までを語る。 ▼こちらもチェック！ ◎『資本論五十年 下...

ドイツ連邦共和国レッシング翻訳賞受賞　全体主義との闘争過程でアーレントが敢行した西洋政治哲学の伝統との対決の貴重な記録。「手摺抜きの思考」の現場を示す、アーレント理解に不可欠の第一級資料。 ▼こち...

イギリス革命史研究の第一人者が30年余の研究成果を総括し、近代社会成立史に新鮮な問題提起を行なう。訳者のヒル論を付戴する。

なぜ表現の自由は、他の自由と比べて、特別に厚く保護されるべきなのか？ 原理論をふまえて、追究する。

ミシュレ、ユゴー、ルナン… 近代の多様な言説の徹底した分析を通して、「ヨーロッパ」・「近代」に迫る比類なき挑戦の書。

映画の脚本、撮影、カットなどの技法を、著名映画のシーンと約1,500点の図版を用いて分析し、実務的な立場から体系的にまとめた、映画人必携の一冊。