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レビュー
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しろいやさしいぞうのはなし
暖かな何かを残す絵本
ハンディキャップを持つしろちゃんを周りの子象たちがどう対応していいのか迷った時に、村長さんが言った「いろんな象が居て、それでいいのだよ」という内容の言葉に、人間社会も全く同じなのだと、心にしみました。
そして、自分の命をかけてしろちゃんを守り切ったお母さん象の尊い愛情に、読み聞かせした保育園の子どもたちが涙しました。
大火事の後の森の再生、その中で育っていくしろちゃんが群れのリーダーとして立派になっていく姿に子どもたちが「先生この絵本、心が暖かくなったよ。」という言葉をくれました。
難しい説明よりも、優しい文と絵で子どもたちの心にすっと入ってくれる。素晴らしい絵本だと思います。(2016/03/20)
復刊リクエスト投票
オレンジ色のねこの秘密
【著者】Z=K=スラビー 今江祥智 ほか 著 / 塩谷太郎 訳 / 山藤章二 絵
一つの国の作家さんではなくて10カ国の作家さんがリレーして書いたという貴重な物語だと思います。ぜひもう一度手元に置いて読んでみたいです。(2022/01/10)
てぶくろくろすけ
【著者】川崎洋 作 / 長新太 絵
最後に家に戻れた場面では本当に安心しました。もう一度ぜひ読んでみたい絵本です。(2015/01/28)
きいちごのおうさま
【著者】トペリウス
2011年にも出されていますが、こちらの古い絵の方が子供たちの表情や王様のちょっぴり独特な顔などが印象的。
北欧の物語だったのだと大人になってから知りましたが、北欧の雰囲気を楽しみながらもう一度手元において挿絵と物語をじっくり読み直したいと思っても、入手できないままでいるのが残念です。
美しい絵と夢のある優しいお話は、是非偕成社版の挿絵で復刻して現代の子供たちにも、北欧ファンの大人たちにも読んで貰いたいです。(2013/06/20)