瀬戸かもめさんのページ 復刊リクエスト投票 カラマーゾフの兄弟 【著者】江川卓 これまで原卓也さんの訳や亀山郁夫さんの訳に挑戦してきました。前者はいい訳だけれど文学的すぎて少し読みにくく、後者は一見読みやすいけれどミスリードがあって実際には何も理解できない感じがありました。結局、どちらの訳でも挫折しました。 三度目の挑戦で江川卓さんの訳を読み始めたのですが、この訳が、一番意味がすっと理解できて、かつ、物語としてもキャラクターの面白さが伝わる訳になっていると感じました。「これは最後まで読める!」と初めて思えました。「カラマーゾフは、こんなにも面白いのか!」と、江川訳で初めて驚きました。新訳と喧伝している亀山訳の1000倍は読みやすいです。 それと、江川卓さんの文は岩波文庫の『罪と罰』、新潮文庫の『悪霊』『地下室の手記』で親しんでいる人も多いと思われるので、復刊しても売れると思います(復刊されるなら、私もめちゃくちゃSNSで宣伝します)。 『カラマーゾフの兄弟』入門に最適の訳書なのに、絶版で、2万円出さないと古書が手に入らないような状況はひどいと思います。(2024/03/25)
復刊リクエスト投票
カラマーゾフの兄弟
【著者】江川卓
三度目の挑戦で江川卓さんの訳を読み始めたのですが、この訳が、一番意味がすっと理解できて、かつ、物語としてもキャラクターの面白さが伝わる訳になっていると感じました。「これは最後まで読める!」と初めて思えました。「カラマーゾフは、こんなにも面白いのか!」と、江川訳で初めて驚きました。新訳と喧伝している亀山訳の1000倍は読みやすいです。
それと、江川卓さんの文は岩波文庫の『罪と罰』、新潮文庫の『悪霊』『地下室の手記』で親しんでいる人も多いと思われるので、復刊しても売れると思います(復刊されるなら、私もめちゃくちゃSNSで宣伝します)。
『カラマーゾフの兄弟』入門に最適の訳書なのに、絶版で、2万円出さないと古書が手に入らないような状況はひどいと思います。(2024/03/25)