ちゃーりんさんのページ 復刊リクエスト投票 ダンクトンの森 全3巻 【著者】ウィリアム・ホーウッド 著 / 中村妙子 訳 もぐらが主人公で、基本もぐらしか出てこない、もぐらの世界をファンタジー化した小説です。 ファンタジーなので、現実のもぐらと、生物学的に少し違う部分はございます。 集落を作って暮らしているもぐら社会に、突如侵略もぐらが現れ、昔ながらの伝統を変えてしまいます。 怯えた幹部もぐら達は、支配者もぐらに従い、もぐら社会が変わっていくのですが、 主人公のブラッケンは、独裁者もぐらの世界になって少し経ち、ケンカが強い幹部の父の下に生まれました。 弱い、と馬鹿にされ、兄弟達から理不尽な扱いを受けますが、わざと弱いフリをして相手の興味をなくさせたり、愚かなフリをして知識のある年配者と親しくなり色々教えてもらったりと、なかなか利口な子です。 独裁者や幹部のもぐら、群れの中のメスのもぐらなど、登場人物ほとんどがもぐらですが、それぞれのもぐらにも、背景の物語があり、主人公の成長など、決してご都合主義ではない、読む価値のある物語です。(2021/10/19)
復刊リクエスト投票
ダンクトンの森 全3巻
【著者】ウィリアム・ホーウッド 著 / 中村妙子 訳
ファンタジーなので、現実のもぐらと、生物学的に少し違う部分はございます。
集落を作って暮らしているもぐら社会に、突如侵略もぐらが現れ、昔ながらの伝統を変えてしまいます。
怯えた幹部もぐら達は、支配者もぐらに従い、もぐら社会が変わっていくのですが、
主人公のブラッケンは、独裁者もぐらの世界になって少し経ち、ケンカが強い幹部の父の下に生まれました。
弱い、と馬鹿にされ、兄弟達から理不尽な扱いを受けますが、わざと弱いフリをして相手の興味をなくさせたり、愚かなフリをして知識のある年配者と親しくなり色々教えてもらったりと、なかなか利口な子です。
独裁者や幹部のもぐら、群れの中のメスのもぐらなど、登場人物ほとんどがもぐらですが、それぞれのもぐらにも、背景の物語があり、主人公の成長など、決してご都合主義ではない、読む価値のある物語です。(2021/10/19)