逆流亭写楽斎さんのページ 逆流性食道炎に悩む平凡な会社勤めの一般ピーポーです。 好きなこと、やりたいことはいろいろありますが、一芸に秀でた人からは「下手の横好き」と軽蔑されてます。 友達の親からは特に嫌われ、遊ばせたくないクラスメートNo.１の座を守りぬきました。 これまでもろくな人生ではありませんでしたが、これからもさらに脱線し続け、世間が決めたルールの上で安住したい良識人からひんしゅくを買いつづけようと心に誓っています。 もっと見る レビュー ドラッカー 三戸 公 初期ドラッカーの真髄を記した名誉 ドラッカーはもともと政治学、社会学、哲学といった分野で健筆をふるうジャーナリストで、ファシズムが猛威をふるうヨーロッパを逃れて、GMの分析を行うことによって現代社会を理解する上で大規模な組織体に着目した経歴を持つ。 結果的に企業経営分析の専門家として、名声を得るのだが、初期ドラッカーを知らずに、「マネジメント」だけ語る人がいるのは、ちょっと納得がいかない。 ドラッカーという思想家は、保守派の企業経営者が思うほど、体制側にとって座りのいい存在ではなく、経営者に対して、生涯を通して常に「高潔な品性」と「責任」を求め続けた。 「マネジメント」のサブタイトルが「課題、責任、実践」という点に、彼の思想の真髄が現れている。 三戸教授の「ドラッカー」は初期ドラッカーの真髄を記した名誉だ。ぜひ熟読し、大いに議論されることを希望したい。(2011/05/04)
レビュー
ドラッカー
三戸 公
初期ドラッカーの真髄を記した名誉
ドラッカーはもともと政治学、社会学、哲学といった分野で健筆をふるうジャーナリストで、ファシズムが猛威をふるうヨーロッパを逃れて、GMの分析を行うことによって現代社会を理解する上で大規模な組織体に着目した経歴を持つ。
結果的に企業経営分析の専門家として、名声を得るのだが、初期ドラッカーを知らずに、「マネジメント」だけ語る人がいるのは、ちょっと納得がいかない。
ドラッカーという思想家は、保守派の企業経営者が思うほど、体制側にとって座りのいい存在ではなく、経営者に対して、生涯を通して常に「高潔な品性」と「責任」を求め続けた。
「マネジメント」のサブタイトルが「課題、責任、実践」という点に、彼の思想の真髄が現れている。
三戸教授の「ドラッカー」は初期ドラッカーの真髄を記した名誉だ。ぜひ熟読し、大いに議論されることを希望したい。(2011/05/04)