永井宏という美術作家の著書に「BOOK OF LOVE」というのがあります。作者の若き日、70年代当時の暮らしの中で、本がいかに大切なものであったかということを、一冊の本にまつわるエッセイ(あるいはショート・ストーリー)形式で書き、集めたものです。 その中でリチャード・ブローティガン「西瓜糖の日々」にまつわる話が出てきました。2000年代を生きる私にはとうてい味わうことのできないであろう70年代当時の生活風景が描かれ、リチャード・ブローティガン「西瓜糖の日々」とは一体どんな本なんだろうと思わせるものがありました。私は格別偏った懐古主義の人間ではありませんが、その話に出てくる当時の暮らしの風景は、美しく、ぜひ味わって「西瓜糖の日々」を読むことで疑似体験してみたく思います。(2003/06/14)
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西瓜糖の日々
【著者】リチャ-ド・ブロ-ティガン
その中でリチャード・ブローティガン「西瓜糖の日々」にまつわる話が出てきました。2000年代を生きる私にはとうてい味わうことのできないであろう70年代当時の生活風景が描かれ、リチャード・ブローティガン「西瓜糖の日々」とは一体どんな本なんだろうと思わせるものがありました。私は格別偏った懐古主義の人間ではありませんが、その話に出てくる当時の暮らしの風景は、美しく、ぜひ味わって「西瓜糖の日々」を読むことで疑似体験してみたく思います。(2003/06/14)