h_odashimaさんのページ 復刊リクエスト投票 数学論序説 【著者】倉田令二朗 いまとなっては古くなっているんだろうけど、倉田節を楽しむ喜びは、森毅節を楽しむのと変わらない。(2011/04/10) 解析学 【著者】森毅 森毅さんは、エッセイストだとばかり思っている人がいるが、実は啓蒙家なのである。また、おしゃべりな数学者でもある。その人が書いた、数学書は、以上の要素が多分に絡んでいて、一口も二口もかみごたえがあるのだが、なんだか私でも読めてしまえそうという気にさせてしまう。そこが、ほかの凡百の書き手との大いに異なるところだ。で、この「解析学」だが、いまだ、復刊かなわない森さんの数学書のうちの一番のものだ。森流解析学コース3段階の最初が「微積分の道」で、最後が、「現代の古典解析」となるわけだが、この間をつなぐのが、本書であるにもかかわらず、なぜか、欠けたままなのである。これは、森流数学術にならうものとして、大いに不満である。まず、古本店では手に入らず、倉田令二郎著のものを探すのと同じぐらいの困難がある。これは、復刊せずにあるというのは、出版界の大いなる怠慢である。復刊を切に願う。(2003/06/09)
復刊リクエスト投票
数学論序説
【著者】倉田令二朗
解析学
【著者】森毅
また、おしゃべりな数学者でもある。
その人が書いた、数学書は、以上の要素が多分に絡んでいて、一口も二口もかみごたえがあるのだが、なんだか私でも読めてしまえそうという気にさせてしまう。そこが、ほかの凡百の書き手との大いに異なるところだ。
で、この「解析学」だが、いまだ、復刊かなわない森さんの数学書のうちの一番のものだ。
森流解析学コース3段階の最初が「微積分の道」で、最後が、「現代の古典解析」となるわけだが、この間をつなぐのが、本書であるにもかかわらず、なぜか、欠けたままなのである。
これは、森流数学術にならうものとして、大いに不満である。
まず、古本店では手に入らず、倉田令二郎著のものを探すのと同じぐらいの困難がある。
これは、復刊せずにあるというのは、出版界の大いなる怠慢である。
復刊を切に願う。(2003/06/09)