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高坂凪穂さんのページ

復刊リクエスト投票

  • 黙示録―人と神との出会い

    【著者】真野隆也

    黙示録に興味を持っていても、他の黙示録を紹介した本は高かったり怪しかったり一般向けでなかったりしますが、今作は手頃な値段で、中立の立場で初心者にも分かり易く書かれていて、とても貴重な本なので、是非とも復刊を宜しくお願い致します。(2015/10/07)
  • かなしき女王―ケルト幻想作品集

    【著者】フィオナ・マクラウド

    全13篇は、Amazon.co.jpのKindleで読む事が出来ますが、井村君江氏の解題と荻原規子氏の解説が秀逸なので、是非復刻して沢山の方に読んで頂きたいです。(2015/07/07)

レビュー

  • 黙示録―人と神との出会い

    真野隆也

    中立の立場で初心者にも分かり易く書かれている。

    【内容】
    序章 黙示録の時代背景
    第1章 エノク書
    第2章 ダニエル書
    第3章 バルク黙示録
    第4章 第4エズラ書
    第5章 ヨハネの黙示録
    第6章 人と神の交渉史
    付録 ユダヤ教・キリスト教を知るためのキー・ワード
    参考文献

     黙示録に興味を持っているが、他の黙示録を紹介した本は高かったり怪しかったり一般向けでなかったりするが、今作は手頃な値段で、中立の立場で初心者にも分かり易く書かれていて、とても貴重だ。ユダヤ教やキリスト教の背景がよく理解出来る。
     『第6章 人と神の交渉史』では、ユダヤ教やキリスト教だけじゃなくて、精神世界全般について触れられていて、「神や宗教とは何か?」といった根源的な事まで考えさせられる。(2018/11/19)

  • 君も新しい星を見つけてみないか ~望遠鏡の向こうに、君だけの宇宙がある!~

    山岡均

    初心者向けの天体観測のガイド本。

    【内容】
    初心者向けの天体観測のガイド本。

    序章『新天体ってどんなもの?』は、太陽・新天体の寿命、新天体の定義。
    第1章『いろいろな新天体』は、新星・超新星・変光星・彗星・小惑星・環を持つ惑星・衛星の違い、新天体の符号・名前の付け方、新天体を発見したら、天体発見賞、88星座の一覧。
    第2章『彗星は天空の放浪者』は、彗星とは何か、彗星の探し方、彗星の発見者。
    第3章『小惑星は地球の小さな仲間』は、小惑星とは何か、小惑星の発見者。
    第4章『突然現われる新星と超新星』は、新星・超新星の正体、新星・超新星の見付け方、新星・超新星の発見者。
    終章『新天体の現実と夢』は、その他の新天体、新天体発見の現実。
    資料編は、星を見る為の6カ条、四季の星座図、天体についての情報のサイト、日本人が発見した超新星・新星・彗星のリスト、全国プラネタリウム・ガイド、用語解説。

    【感想】
    新星・超新星・変光星・彗星・小惑星の違いすら分からなかったので、一から説明してくれて、分かり易かった。資料が豊富で、巻末の用語解説が便利。(2015/09/01)

  • かなしき女王―ケルト幻想作品集

    フィオナ・マクラウド

    残酷だが妖艶なスコティッシュ・ケルトと、大正の幽玄な日本語訳が渾然一体となった世界。

    【収録内容】
    『海豹』
    『女王スカァアの笑い』
    『最後の晩餐』
    『髪あかきダフウト』
    『魚と蠅の祝日』
    『漁師』
    『精』
    『約束』
    『琴』
    『浅瀬に洗う女』
    『剣のうた』
    『かなしき女王』
    戯曲『ウスナの家』
    解題『アイルランド文学翻訳家 松村みね子』 井村君江
    松村みね子翻訳年譜一覧 井村君江・編
    解説『ケルトの幽冥』 荻原規子

    現代ファンタジーのようなエンタメ性は無いので、人によっては面白くないと思いますが、スコティッシュ・ケルトの宗教観が伝わってきます。Amazon.co.jpで『キリスト教とケルト伝説の素敵なマリアージュ』というレビューで、「一言で言うとキリスト教とケルト伝説の美しい融合だろう。前者に傾倒していることを思わせるようであり、後者の方もしっかり堪能できる。それも全く無理がない。」と書かれていましたが、同感です。破滅的な話が多いと感じました。
    松村みね子氏の訳は、古風で読み辛いですが、現代的な訳では良さは伝わらないでしょうね。文章表現はとてつもなく美しい。フィオナ・マクラウド氏の残酷だが妖艶なスコティッシュ・ケルトと、松村みね子氏の大正の幽玄な日本語訳が渾然一体となった世界に連れて行かれそうです。

    井村君江氏の解題は、フィオナ・マクラウド氏の事だけじゃなくて、松村みね子氏の事も知りたかったので、松村氏に関する事柄が沢山書かれていてとても勉強になりましたし、明治~昭和初期の文壇の息吹が感じられる名解説でした。
    荻原規子氏の解説も秀逸。(2015/09/01)

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