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• シルリアのひとみ

  【著者】奥山和子

  実家にあったはずが見つからず、絶版になったことを知ってとても残念です。原ゆたか先生のイラストも大好きでしたが、泣き虫でありながら芯の強い主人公の女の子、その友人の男の子たち（異星人がたくさん）の個性的なキャラクターや、主人公が自分の腕輪から亡き母の秘密を知り、母の故郷の星へと冒険に繰り出していく、物語のスケールの大きさが魅力的でした。児童書でありながら、奴隷制度やクーデターなどのテーマも扱われ、とても奥の深い物語だったと鮮明に記憶しています。(2016/08/29)