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• 旅、ときどきライカ

  【著者】稲垣徳文

  枻出版社の写真エッセイが量産された時期のものと思います。
  タイトル通り、ライカで撮られた世界各国の写真は、主張するものではなくスッと心に溶け込んできます。
  少しクリーム色の紙がとても雰囲気のある装丁でした。
  なかなか他にないと印象に残っています。
  白黒写真の奥深さを感じる気持ちの良いエッセイです。
  おそらく出版から年数が経っており、売れる本ではなかったのでしょうが、あのような本を出しているところが枻出版の良心を感じられてファンだっただけに残念です。(2018/03/23)