劇画家畜人ヤプー3 [復刻版] 快楽の超SM文明編
石ノ森章太郎 監修 / 沼正三 原作 / シュガー佐藤 画
著者 | 石ノ森章太郎 監修 / 沼正三 原作 / シュガー佐藤 画 |
---|---|
出版社 | ポット出版 |
判型 | A5・上製 |
ジャンル | コミック・漫画 |
ISBNコード | 9784780801774 |
商品内容
石ノ森章太郎(監修)×沼正三(原作)による戦後最大の奇書『家畜人ヤプー』のコミック化第三巻を復刻(初版は1993年「辰巳出版」より)。
次々と明らかになる女性上位社会、イースの世界。クララと麟の関係は、ついに「人間(白人)と便器(ヤプー)」へと変化する。
▼あらすじ
196×年、西独逸。翌春に挙式を控えた日本人留学生・瀬部麟一郎(麟)と東独逸の名家の娘・クララは一挺の航時艇(空飛ぶ円盤)の墜落を目撃する。墜落した円盤から謎の女性・ポーリーンを救けたことをきっかけに、彼女が暮らす2000年後の未来世界、イース(EHS=The Empire of Hundred Suns)を訪れた二人。イースは徹底した女権社会であり、白人=人間、黒人=半人間、黄色人種=家畜という明確な人種階級制の国だった。「人間」クララはその地位から、イースの高度な文化・文明を享受する。一方、「家畜」麟は文化・文明の材料として、人体改造を施され、奴隷以下の存在として扱われた。
ポーリーンはクララを伴って自分の代わりに子を宿す「子宮畜」購入の相談のため、古代地球の航時探検家にして前地球都督アンナ・テラスを訪問。子宮畜の養成機関・フジヤマ飼育所での羞恥に満ちた選定の末、ポーリーンの子宮畜に選ばれたのは、入所から二年半を経た優秀な候補生・カヨであった。その道中にクララは自分の生きてきた二十世紀以降の人類の歴史を知る。そしてさらに、アンナ・テラスから日本の神話の秘密を聞かされる。それは日本書紀・古事記に語られる日本の神々は全て白人であり、彼女こそが天照大神だという衝撃的な事実であった。クララはそれらの荒唐無稽な未来を素直に信じられるほどに、すでにイースを受け入れていた。一方、その間の全てをクララが身に付けていたブローチを通して見聞きしていた麟の最後のプライドであった民族的自尊心は瞬く間に破壊された。しかし麟もまた、クララとは違った形で、混乱しつつも自然にそれを受け入れていた。
さながら古代シナのような宮殿・瑤台でついにクララと麟は再会する。浅ましくクララに抱きつき、指を舐め、褒美をもらって大喜びする麟。すでに二人の関係は恋人ではなく、「主人と家畜」だった。瑤台で引き続き語られる、衝撃の世界史。人類の歴史・文化が全て白人由来のものであると繰り返し確認され、日本の文化は単なる猿真似の文化であると断じる。屈辱に満ちた歴史を麟はただ傍らで聞くことしか出来ない。
クララは麟を伴い、ポーリーンの義弟で、イースでの恋人・ウィリアムとデートにでかける。白人専用のトイレとして改造された家畜「セッチン」を見た麟は日本民族の成れの果てに怒りを覚えると同時に、己の未来に戦慄を覚える。そして、三人に合流したポーリーンの兄セシル・ドレイパアがクララに語る、ジャンセン家の人々、イースの制度、第三次世界大戦─。一つ一つの事実に、傍らの麟は茫然とするほかなかった。
人類の真実の歴史、イースの諸制度、黒人の生活、そして「家畜」─。更に深くその世界観が明らかになる第3巻。クララと麟、二人の運命が再び重なることはあるのだろうか。それはまだ、解らない。
◇『劇画家畜人ヤプー [復刻版]』はコチラ
◇『劇画家畜人ヤプー2 [復刻版] 悪夢の日本史編』はコチラ
次々と明らかになる女性上位社会、イースの世界。クララと麟の関係は、ついに「人間(白人)と便器(ヤプー)」へと変化する。
▼あらすじ
196×年、西独逸。翌春に挙式を控えた日本人留学生・瀬部麟一郎(麟)と東独逸の名家の娘・クララは一挺の航時艇(空飛ぶ円盤)の墜落を目撃する。墜落した円盤から謎の女性・ポーリーンを救けたことをきっかけに、彼女が暮らす2000年後の未来世界、イース(EHS=The Empire of Hundred Suns)を訪れた二人。イースは徹底した女権社会であり、白人=人間、黒人=半人間、黄色人種=家畜という明確な人種階級制の国だった。「人間」クララはその地位から、イースの高度な文化・文明を享受する。一方、「家畜」麟は文化・文明の材料として、人体改造を施され、奴隷以下の存在として扱われた。
ポーリーンはクララを伴って自分の代わりに子を宿す「子宮畜」購入の相談のため、古代地球の航時探検家にして前地球都督アンナ・テラスを訪問。子宮畜の養成機関・フジヤマ飼育所での羞恥に満ちた選定の末、ポーリーンの子宮畜に選ばれたのは、入所から二年半を経た優秀な候補生・カヨであった。その道中にクララは自分の生きてきた二十世紀以降の人類の歴史を知る。そしてさらに、アンナ・テラスから日本の神話の秘密を聞かされる。それは日本書紀・古事記に語られる日本の神々は全て白人であり、彼女こそが天照大神だという衝撃的な事実であった。クララはそれらの荒唐無稽な未来を素直に信じられるほどに、すでにイースを受け入れていた。一方、その間の全てをクララが身に付けていたブローチを通して見聞きしていた麟の最後のプライドであった民族的自尊心は瞬く間に破壊された。しかし麟もまた、クララとは違った形で、混乱しつつも自然にそれを受け入れていた。
さながら古代シナのような宮殿・瑤台でついにクララと麟は再会する。浅ましくクララに抱きつき、指を舐め、褒美をもらって大喜びする麟。すでに二人の関係は恋人ではなく、「主人と家畜」だった。瑤台で引き続き語られる、衝撃の世界史。人類の歴史・文化が全て白人由来のものであると繰り返し確認され、日本の文化は単なる猿真似の文化であると断じる。屈辱に満ちた歴史を麟はただ傍らで聞くことしか出来ない。
クララは麟を伴い、ポーリーンの義弟で、イースでの恋人・ウィリアムとデートにでかける。白人専用のトイレとして改造された家畜「セッチン」を見た麟は日本民族の成れの果てに怒りを覚えると同時に、己の未来に戦慄を覚える。そして、三人に合流したポーリーンの兄セシル・ドレイパアがクララに語る、ジャンセン家の人々、イースの制度、第三次世界大戦─。一つ一つの事実に、傍らの麟は茫然とするほかなかった。
人類の真実の歴史、イースの諸制度、黒人の生活、そして「家畜」─。更に深くその世界観が明らかになる第3巻。クララと麟、二人の運命が再び重なることはあるのだろうか。それはまだ、解らない。
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◇『劇画家畜人ヤプー2 [復刻版] 悪夢の日本史編』はコチラ
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