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マニアック川柳コンテスト 五

マニアック川柳コンテスト 五
ご応募ありがとうございました!
「マニアック川柳コンテスト 五」にたくさんのご応募をいただき、ありがとうございました。
皆さまからの作品の数々を以下にご紹介いたします。

それでは、第2回 入選作品の発表です!
入選作品は、以下の3点に決定いたしました!!

入選発表!

まずは、1つめの入選作品をご紹介!
オスプレイ プロレス界では 大歓迎
オスプレイといえば、墜落事故が懸念されることで、日本の米軍基地に配備される際に一悶着あった輸送機として知られていますが、プロレスファンにとってのオスプレイとは、英国人プロレスラーのウィル・オスプレイ選手のこと。
彼が得意とする空中殺法は芸術的な美しさで、新日本プロレスへの“配備”も大歓迎されているという訳です。
続いて、2つめの入選作品をご紹介!
指認証 ボルダリング後 通らない
自分の力だけをたよりに、巨大な岩をよじのぼるボルダリング。スポーツクライミングの競技としても人気です。
突起部分にひっかけた指にかなりの負荷がかかるため、指先が硬くなったりして、スマートフォンなどの指紋認証にうまく反応しなくなってしまうことがあるようです。
これぞボルダリング愛好者ならではの着眼点から作られたマニアック川柳!
そして、最後の入選作品をご紹介!
やっちゃった どれを押したか 届け出印
こちらは、危機管理のために、いくつものハンコを使い分けている人のマニアック川柳。
いざ更新手続きを、となったときに「あれ? ここの契約書ってどのハンコ使ってたっけ?」とあたふた。
自分自身をも煙に巻くほどの強力な危機管理、と前向きに捉えておきましょうか。
以上の作品を投稿いただいた皆さまには、5,000円分のQUOカードをプレゼントいたします。
おめでとうございます!

続いて、「佳作」を発表します!
このままボツにするのはもったいない!
という、入選候補として最後まで選考に残った秀作の数々をご紹介。全部で10首あります。

佳作発表!

※作品のうしろのカッコ内は、投稿者名(敬称略)です。

◆速度上げ 車窓の虫を 飛ばしたい (プフ)
車を運転する人には、一度は経験あるんじゃないでしょうか?
窓にへばり付いた虫を風力で飛ばしてやろうと目論んだことが。
大して生産的でもないことに、どうして人は夢中になってしまうのでしょう。
スピードの出しすぎには、くれぐれもご注意を!
◆マンホールの 写メだけ届く 旅便り (今 ゆうよ)
マンホールマニア同士で送り合う旅の便りって、こんな感じなのでしょうか?
美しい自然風景やおいしそうな郷土料理ではなく、
送られてくるのは様々なデザインが施されたご当地マンホールの写真たち…。
非マニアにしてみれば、頭の中が「?」で埋め尽くされてしまう状況です。
◆B'zのB 発音意識 ブラザーよ (こしあん)
皆さん、B'z(ビーズ)をどのように発音しますか?
「ビー玉」と発音するときのようにアクセントをつけない“平板読み”が大多数かと思われますが、
実は「ビール」と同じように、「ビ」に強いアクセントを置くのが正解。
B'zのファンである通称「ブラザー」たちにとって、大切なこだわりなのです。
◆「未」の後に 申酉戌亥 干支じゃねぇ (はい)
エクセルなどの表計算ソフトには、「1」と入力したセルから下や右へドラッグすると、
「2」「3」「4」…と連続した数字を自動入力してくれる、便利なオートフィル機能があります。
しかし、“未定”の意味で「未」と入力したセルが干支の「ひつじ」と認識され、ドラッグの結果
「申(さる)」「酉(とり)」「戌(いぬ)」「亥(い)」と出てきたときの脱力感といったら…。
◆アーティスト 表記違いで バラバラに (音楽好き)
これはデジタル音楽プレーヤーなどでありますね。
あれ? たしかLADY GAGAの新曲追加したはずなのに… とプレーヤー内を探し回ったら、
1曲だけ「レディー・ガガ」とカタカナ表記で登録されてた、なんてオチのパターンです。
◆山の中 人目を忍び お花つみ (ひろくん)
おや? これは美しくまとまった作品じゃないですか! …と思いきや、ここでの「お花つみ」とは
主に登山者が使う隠語で、女性が外で小用を足すこと。全然美しくなかった…。
ちなみに男性の方は、その立ち姿が似ていることから「キジ撃ち」と呼ばれています。
「立ちション」と呼ぶよりも、こっちの方が数段カッコイイ!
◆トランクス 前のボタンは 使わない (右京之介)
さて、その「キジ撃ち」の際の、男性の下着の扱いを詠んだ作品がこちら。
実際には「横から出す派」と「上から出す派」が2大派閥ではないでしょうか。
いちいちボタンを開ける「前から出す派」は、ほとんど聞いたことがありません。
となると 、あの前のボタンの存在意義っていったい…。
◆アニメ見て 実写ならばと キャスティング (ぱんまろ)
アニメの実写映画化や舞台化は、発表されると一気にファンの間で話題となりますね。
アニメの世界観が壊れるから実写化しないでくれ、という意見が出る一方、
実写化するならこの役者に演じてもらいたいと、新たな展開に期待する声も。
どうせなら、プロデューサー気分で配役をあれこれ妄想した方が楽しそう!
◆ ★合図 道路の上に 書いてある (よんよん)
自動車の運転で、「日本一ウインカーを出さない県」として有名になってしまった岡山県。
道路上に、「ここでウインカーを出せ」とばかりに緑色で大きく「★合図」と書かれている
道があるそうですが、おそらく岡山以外ではなかなかお目にかかれない、
かなりレアな道路ペイントではないでしょうか。
◆disるとこ 早く見せろと ダムマニア (Akiki)
ヒップホップ界隈から広まったのではないかと思われる「ディスる」という言葉。
disrespectが由来で、「他人を見下す」という意味で使われるのが一般的です。
ところが、ダムマニアの間では、discharge=放流、放水を意味する言葉として使われるのだとか。
「そろそろ黒部がdisる頃だな」なんて会話がされているのでしょうか?
佳作に選出された作品を投稿いただいた皆さまには、Tポイント500ポイントをプレゼントいたします!

五年目、終了です。

改めまして、たくさんの投稿ありがとうございました!
今回もすばらしい作品がたくさん寄せられました。
今回は時節柄か、森友学園と加計学園の例の疑惑を「もり」と「かけ」の蕎麦に
なぞらえた作品が多く目につきました。面白い言葉遊びだと思いましたが、
このテーマは、ここからマニアックな切り口に持っていくのがなかなか難しそうです。
新聞の川柳投稿欄にマッチするような作品とはまた違ったセンスを求められるのが、
マニアック川柳なのかもしれませんね。

今回はご参加いただいた方がとても多く、初めて応募総数が1,500を超えました。
これまではだいたい1,000前後だったので、一気に1.5倍!
選考にも、いつも以上に時間がかかりました。
全作品に目を通す時間が増えるのはもちろんですが、秀逸な作品もその分増えることになるので、
あー本当はこの作品も残したいんだけどな~ と、迷う時間も増えるんですよね。
そんな中で選ばれた今回の作品たち。素晴らしいマニアック川柳ばかりではないでしょうか? という訳で、1タームを2回に分けて実施した「マニアック川柳コンテスト 五」も、これにて終了です。
お付き合いいただき、ありがとうございました!

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