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マニアック川柳コンテスト 参

マニアック川柳コンテスト 参
ご応募ありがとうございました!
「マニアック川柳コンテスト 参」にたくさんのご応募をいただき、ありがとうございました。
皆さまからの作品の数々を以下にご紹介いたします。

それでは、第2回 入選作品の発表です!
入選作品は、以下の3点に決定いたしました!!

入選発表!

まずは、1つめの入選作品をご紹介!
ブックカバー ギリギリ入った ハヤカワだ
文庫本の大きさは、105×148mmというのが基本サイズ。でも、ハヤカワ文庫は、それよりも数ミリ高さがあるのです。
そんなハヤカワ文庫を文庫本用のブックカバーにうまく収めるには、ちょっとしたコツが必要だと。ハヤカワ愛読者のみが共感できる、見事なマニアック川柳です。
続いて、2つめの入選作品をご紹介!
目立つよう 葉書の周り 塗ってみる
こちらは懸賞マニアによる川柳。
縁取りしてみたり、イラストを描き添えてみたり、シールを貼ってみたりと、当選のためならばあらゆる労を惜しみません。
しかし、その行為に本当に意味があるのかどうかは、神のみぞ知るところ…。
そして、最後の入選作品をご紹介!
何故そこで 投了なのか 解らない
囲碁や将棋などで「参りました」という“投了”の瞬間。
えっ!? あれをあそこに置けば、まだ逃げきれるんじゃないの? と、一般的なマニアならつい考えてしまいます。
が、そのはるか先の様々なパターンまで脳内でシミュレーションできているのが、プロの力量というものなのでしょうね。
以上の作品を投稿いただいた皆さまには、5,000円分のQUOカードをプレゼントいたします。
おめでとうございます!

続いて、「佳作」を発表します!
このままボツにするのはもったいない!
という、入選候補として最後まで選考に残った秀作の数々をご紹介。全部で10首あります。

佳作発表!

※作品のうしろのカッコ内は、投稿者名(敬称略)です。

◆にいがたで アイスですよね 桃太郎 (アゼル)
桃の銘柄でもなければ、その形を模したまんじゅうの類でもない。
新潟で「もも太郎」といえば、あの「ガリガリ君」にも負けぬ人気の“かき氷棒アイス”なんだとか。
しかしこの「もも太郎」、なぜかピーチ味ではなくイチゴ味。
さらに、原材料はリンゴ果汁という、謎多きご当地アイスバーなのです。
◆また出たよ パーツを隠す 妖怪が (七進八退)
ありますね、プラモデルを作っている途中で、なぜか部品がひとつ足りないという状況。
おかしいな、さっき切り外したはずなのに。これはきっと妖怪の仕業に違いない、と。
昔も今も、不可解な現象は、たいてい妖怪のせいなのね。そうなのね。
◆誰も見ぬ サドルの裏も 磨きあげ (酢眠亭)
こちらは、アンティークパーツを使った自転車をこよなく愛するマニアの句。
たとえそれが自己満足であろうとも、マニアたるもの、完璧な状態を
極めることに一寸の怠りもないのです。
◆ナビよりも 詳しい祖母の トイレ地図 (森つぐみ)
目指すべくしてマニアになった訳ではなく、必要に迫られて情報を集めていたら、
知らぬまにマニアの仲間入りをしていたというケースがこちら。
この句は、トイレが近いお年寄りの事例ですが、過敏性腸症候群の方にも当てはまりそうです。
◆容疑者に 元カレの名みて なつかしむ (ぽるてぃあ)
こちらは、状況そのものがマニアックなパターン。
普通はドキッとするだろうに、なつかしむとは、なかなかの強心臓の持ち主ですね。
容疑者が元カレ本人ではなく、単なる同姓同名であることを願うばかりです。
◆宇宙でも マントひらひら ガミラス人 (宮のふみ)
『宇宙戦艦ヤマト』シリーズの敵対勢力として登場するガミラス人。
大人なんだから、そこはツッコんじゃダメ! 宇宙空間でも、時には風が吹いたり、
音が伝わったりしてもいいじゃないか。
そう分かっていても、やっぱり気になるものは気になってしまうんです…。
◆コンビニの パンは右から 狙われる (ゴモア)
おっ、これぞコンビニ勤務者のみが知るマニアックネタ!
とはいえ、これを証明する客観的な裏付けデータは、はたして存在するのでしょうか!?
でも、自分自身を振り返ってみると、なんとなく右の列の商品に手を伸ばすことが多いような…。
◆晴れるのは 嬉しくないよ タクシーは (ちゃーちゃん)
職業ネタをもうひとつご紹介。こちらは、タクシードライバーならではのマニアック川柳です。
天気がいいと喜んでいる人々の裏で、ひっそりと哀しい思いをしている方もいるのですね。
◆紙の本 三冊プラス 電子本 (お布施)
マニアは、大好きな作家の本ならば、観賞用・布教用・保存用の“3冊買い”をする
という話を時々耳にしますが、近年はそこに電子書籍も追加されているとは!
保存用を電子書籍で代用してしまうのは、“マニア道”に反するのでしょうか?
◆同じ巻 3冊買ってた 愚かしさ (にーと)
一方こちらは、重複購入などするつもりもなかったのに… という逆のパターン。
普段たくさんコミックを買っていると、どの巻まで買ったのか分からなくなる、というのも
マニア特有の悩みといえるのでしょうね。
佳作に選出された作品を投稿いただいた皆さまには、Tポイント500ポイントをプレゼントいたします!

参年目、終了です。

改めまして、たくさんの投稿ありがとうございました!
気がつけば3年目。そろそろ初夏の恒例行事と呼んでもいいのではないかという頃合いですが、
今年も秀逸な作品が多数寄せられました。
入賞作品を選ぶのに、最終選考まで残るのが20~25作品。そこからの絞り込みが毎回大変です。
どれも捨てがたい味わいがあるのですよ。そんな中で選ばれたのが、今回の“精鋭”たちです。

ところで、次回、第4回目があるとすれば、「弐」「参」…ときたので、
「マニアック川柳コンテスト 肆」となるところですが、「肆」と書いてそれが「四」だと
瞬時に認識できる人がどれだけいるのか…。
そんな訳で、普通に「四」という表記にするかもしれませんが、その際は、是非またご参加を。

という訳で、1タームを2回に分けて実施した「マニアック川柳コンテスト 参」も、これにて終了です。
お付き合いいただき、ありがとうございました!

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