戦後を代表する写真家による初のエッセイ集。自叙伝をはじめ、写真家として核となる思考の流れをたどる。代表的な写真45点を収録した決定版！

フランス文を読み解く上で必須の構文を基礎編で細目にわたって整理し、応用編でボードレール、プルースト、サルトル等の原文を詳細な注で味わう。

ヨーロッパ近代ナショナリズムの元となる国家の「民族的起源」とは何か？ 古代末期から中世末期までさかのぼり、「神話」の実像を明らかにする。

19世紀の小説に登場するパリの風俗・世相を膨大な資料を駆使して描いた傑作。図版・レイアウトを一新し、新原稿を加えた新版。

知的巨人が全霊を傾けた主著『キリスト教辨証論』の草稿。二つの無限の間にある人間の悲惨を、人間の示しうる最高の情熱にあふれた文章につづる。

テクストの作者から埋もれた本の発見者まで、中世の写本文化を支えてきた有名無名の男女の人生と作品を、カラー口絵とともに読む。

ゲルマン諸語のなかで最古の文献を残しているゴート語。日本初の入門書。現代英語のより良き理解にも大いに有用。待望の復刊。

ロシア・アヴァンギャルドの終焉に燦然と輝くハルムスの超短篇集。「ロシア文学」のイメージを覆す、軽さ、ユーモア、ノンセンス。 「ある日のこと、オルロフはえんどう豆のピュレをいやというほど食べて死んだ...

フランス語学習の醍醐味がここに！ 卓越したストーリーテラーの物語を堪能しよう。 恐怖・狂気・幻想をテーマに短篇の名手が織りなす世にも奇妙な物語。 「墓」「髪」「手」「オルラ」の4篇を、目と耳で...

故郷から遠く離れたメキシコの地で、酒に溺れていく元英国領事の悲喜劇的な一日を、美しくも破滅的な迫真の筆致で描く。清新な新訳。

フルコースで読む元お抱え料理人たちの証言 歴史の重要な瞬間に彼らは何を目にしたか？ 五人の独裁者に仕えた料理人たちの悲喜こもごもの人生。 2021年度グルマン世界料理本賞受賞作。

原爆開発から冷戦下の核軍拡競争に至る文脈に絶体絶命の危機を位置づけ、13日間の一触即発の攻防を描く。

「あのひとを死なせるわけにはいかない。ぼくが自分の足で歩いていけば助かるんだ」--重病の親友の快復を願かけて、ミュンヘンからパリへ向かい、雪と氷のなかを彷徨し、魂に呼応するような風景と忘れられたような人...

ワーグナーをはじめ、現代のクリエイターたちをも魅了する北欧神話。 本書は神や巨人、小人らがくり広げる100の伝説を取り上げる。