藤本弘氏とのコンビで共同のペンネーム「藤子不二雄」で漫画家デビューを果たして以来、歩み続けた漫画家人生六十年！　その波瀾万丈、途中下車だらけの「まんが道」秘話をユーモアたっぷりに綴る。

芸能界きっての読書家として知られた名優の逝去から2年。作品への愛と作者への敬意が伝わってくる42編をまとめた珠玉の一冊。

「日本のヌーヴェル・ヴァーグ」の旗手として戦後日本の映画界を切り拓いてきた大島渚。 仕事を共にした俳優たちのスケッチ、同世代の監督たちへの鋭い批判、そして去りゆく人への愛惜を綴った、ベストエッセイ集。...

「岩波オンデマンドブックス」シリーズにて復刻決定！ 13世紀ペルシャの詩人ルーミーは深遠な神秘主義的実在体験を美しい詩的形象に結実させた。彼が親しい門弟や訪問客たちに語った言葉を記録した本書は、こ...

村上春樹が人生で巡り会った、最も大切な小説を、あなたに。新しい翻訳で二十一世紀に鮮やかに甦る、哀しくも美しい、ひと夏の物語?。読書家として夢中になり、小説家として目標のひとつとしてきたフィッツジェラルド...

1890年、30歳のチェーホフは、極東の流刑地サハリンに滞在し、綿密な記録を残した。 ▼著者プロフィール チェーホフ 1860-1904年。ロシアの作家。「かもめ」「ワーニャ伯父さん」「三人姉...

父の抑圧で中年に至って人生に蹉跌する…。彼の心の奥底に深くわだかまったものは何か？ フロイトを驚嘆させた心の裏側とは。 言葉・エロス・狂気・権力…。20世紀思想の心臓部を今なお呪縛し続ける超問題作...

上海で情報員リヒャルト・ゾルゲにスカウトされたことを契機に、第二次世界大戦を挟んで20年間、ソ連軍の情報機関で活動していた工作員「ソーニャ」ことウルズラ・クチンスキーの生涯を描いた歴史ノンフィクション。...

僕らはフィッツジェラルドという不躾なくらいに気前よく才能をまき散らす作家に、脱帽しないわけにはいかない?天性の「作家の眼」と、見事なばかりの筆の切れ、失敗者に注がれる温かいまなざし。ビター・スイートなフ...

東北の自然に生きる山の狩人・マタギ。厳しい掟を守り団結力を誇る“レッチュー”に属しながら、特異な技能を競い合い、獣と勝負する男たちの壮絶な姿を描いた、著者初のオリジナル長篇。名作『マタギ』の主人公で“野...

「マタギとは自然の調和を壊すものではないか？」という疑問を抱いた三四郎は、鉄砲を捨てることを決意し、老鷹匠・十兵衛の弟子となった。 厳しい修練の末、ついに鷹匠となった三四郎だったが、阿仁マタギ雷レッチ...

中世から第二次世界大戦に至るまでのヨーロッパで起こった戦争を、テクニックだけではなく、社会・経済・技術等の発展との相関関係においても概観した名著。2009年に改訂された新版の本邦初訳。

一九六五年、経済的に繁栄する日本からアフリカ中央の一小国ルワンダの中央銀行総裁として着任した著者を待つものは、財政と国際収支の恒常的赤字であった――。本書は物理的条件の不利に屈せず、様々の驚きや発見の連...

吉本隆明とは何者だったのか。戦後最大の思想家を単行本未収録の発言、同時代書評、豪華執筆陣の対談・エッセイによって徹底検証する。

◇被告人：野坂昭如 ◇特別弁護人：丸谷才一 ◇証人：五木寛之、井上ひさし、吉行淳之介、開高健、中村光夫、金井美恵子、石川淳、田村隆一、有吉佐和子 「ワイセツとはなにか」 猥褻文書摘発事件に一...

メッテルニヒ、カースレイ、ビスマルクらが探求した外交術は「勢力均衡」原則の維持だった。緊張緩和と戦争抑止に英断を下す至った彼らの思索と方法を解明する。 ◎『古典外交の成熟と崩壊 II』はコチラ

近代ヨーロッパの外政家たちの結晶体はいかに毀れたか。その限界がいかに越えられたか。普遍主義のへの欲求は理念や利害をはるかに凌駕するものだったのである。 ◎『古典外交の成熟と崩壊 I』はコチラ

本書は一軍人の著述である。意識的に、政治的な諸問題、あるいは軍事的事件とは直接かかわりのないことに論及することを避け、自己の体験、自己の想定、自己の決断を追憶的な回顧としてではなく、その当時あったままの...

死守せよ、と独裁者は命じた。一個軍を失うより、一都市を放棄する方がましだ… ヒトラーの退却禁止命令に抗し名将は機動戦に祖国の命運を賭ける。 ▼内容 第3部 対ソ戦（続） 軍総帥におけるヒトラー...