＜西洋の教師＞と＜公同の博士＞の思考の過程をたどり、その現代的意義を探る。キリスト教ヒューマニズムを基調とする中世哲学への最良の道案内。 ▼著者紹介 エティエンヌ・ジルソン（Etienne Gi...

法廷でのリアルなプロセス＝通訳者の採用基準、通訳手順を分析。 東京裁判の歴史的・政治的文脈のみならず、裁判関係者間の力関係、通訳作業に関わった人々の社会的背景をも説明。

人類は太り続けてきた。世界の肥満人口は1980年から倍増し、クック諸島の過剰体重割合は81％に上る。 本書は、ヒューマンバイオロジーの視点から、進化、適応、代謝、生殖、情報分子、遺伝、エピジェネティク...

病弱で吃音症、足をひきずり歴史書に埋もれ、帝位など夢みたこともなかったはずの、この私が…　謎の第四代ローマ皇帝＜自伝＞？　傑作歴史小説。

歌と鉄道をめぐる日本近現代史。明治から現在まで、日本の歌謡曲、ポップス、唱歌などから、鉄道を歌った歌、鉄道が情景として出てくる印象的な歌を約50曲選び、時代順に論じた。鉄道ソングから日本の近現代史を読み...

＜写真をとらせて頂きたいのですが＞ ＜いいとも、暗すぎはしないか…＞ 矢内原は日夜、ジャコメッティを撮り始めた。アトリエで、カフェで、故郷の村で。カメラはキャノンIV Sb、50年代日本のカメラ工業...

オディロン・ルドンは、夢やファンタズマゴリーを描きつづけるとともに、自然のヴィジョンに決してたじろがなかった画家である。 少年の日の記憶、普仏戦争での一兵士としての体験、植物学者クラヴォ一によってひら...

20世紀の序幕、第一次世界大戦の勃発。火元はサライェヴォ。「運命の夏」にいたる歴史のダイナミズムと精神状況を、現代史の第一人者が再現する。

角運動量理論の入門書。基礎理論と、原子物理学、核磁気共鳴、素粒子の相互作用への応用を解説。 角運動量の理論は、原子核および原子核構造の物理理論の発展にとってきわめて重要な役割を果してきた。それは、...

三つの文明が交差し展開する数千年を、現在と過去の自在な往還によって語る新史学テーマ別論集。

本書は、古典科学における機械論的な世界像から現代の進化論的な世界像にいたる3世紀間の科学の発展を「人間と自然との対話」という視点から跡づける。さらに、非線形、不安定、ゆらぎなどの概念をキーワードに、宇宙...

1850年代のウィリアム・モリスから、20世紀前半のグロピウス等のバウハウスへといたる過程を、絵画や建築の動向を交えて描く。近代デザイン史の古典。目次1　モリスからグロピウスまでの芸術論スコットの苦悶／...

パレスチナとイスラエルの音楽家を招き、ともに学んだワークショップの話など、境界をまたいで移動しつづけた二人が、音楽と文学と社会を語り尽くす。

母の死から書き起こされた断章が、母の写真をめぐる『明るい部屋』を生みだす。悲しみをエクリチュールに組みこもうともがくバルトの懸命の物語。新装で復刊。

エリオットやフォースターとの交友、創作過程の実際、いま読んでいる本…。 作家の創造の苦しみと楽しみを生き生きと伝える、死の直前までの日記。新装で復刊。