復刊投票コメント一覧(人気順)
投票コメント
全107件
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スピノザには2系統の著作があり、主著は『エティカ』と『神学政治論』GOOD!1
と言われている。政治論に関しては、ルソーとともにマキャベリの子供だ。
マルクス史学では、オランダの独立戦争を市民革命ととらえるらしいが、
もしそうなら、イギリス市民革命をロックが代表するように、オランダ市民革
命を代表した思想家はスピノザである。
スピノザとロックはともに1632年生まれであり、ロックがオランダに亡命
していたのだから、すれ違っていてもおかしくなかったのには驚かされる。
スピノザはオランダの共和制を支持し、共和制と思想の自由への敵対勢力だっ
た教会に対して時の宰相ヤン・デ・ウィットの行なったキャンペーンに乗っ
て、この神学政治論をエティカの執筆を4年間も中断して書き上げたといわれ
ている。
当時は「宗教・教会・聖書」VS「政治・国家・自由」が重要なテーマで、
ホッブスの『リヴァイアサン』、スピノザの『神学政治論』『国家論』、
ロックの『市民政府論』は、この2項を扱っている。
スピノザの主著である『神学政治論』をぜひ復刊してほしい。 (2003/12/31) -
今や、哲学でいちばん、現代性、未来性を内在させている哲学者がGOOD!1
スピノザだと思いますので、ぜひ復刊をお願いします。
ネオコンとかナショナリズムやファシズムに対抗する思想があると
思うし、民衆の連合する社会・経済・文化の思想があると思っています。 (2003/12/24) -
誰もが理由の一つにあげると思うことで、現在スピノザの著作の邦訳がとても入手困難であるということ。GOOD!1
そして個人的に感じていることは、地元の県立、市立の図書館に意外にもおいていないということ。
こういう状況からスピノザの邦訳がもっと身近に手にできることを願うため。 (2003/10/26) -
この本が一番投票数が多いのですね。今はスピノザは政治学の文脈で読まれることが多いのかな。以前に投票されたかたも書かれていますが、日本語版スピノザ全集の企画は進捗しているのでしょうか。新訳による全集は必要ですが、高価なハードカバーになるおそれが大です。文庫版の存在理由はあると思うのですが。 (2003/07/29)GOOD!1
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明らかにスピノザ的な哲学者ヴィトゲンシュタインの主著『論理哲学論考』のタイトルのパクリ元ともなった名著。GOOD!1
言語ゲームの理論が政治学に於いて注目されている今、スピノザ自身による政治学の著作を読まないわけにはいかないと思う。
ヴィトゲンシュタインを政治学に移植するにしても、『エチカ』理解のためにも、その助けとなる本書の復刊が望ましい。 (2003/06/22) -
ドゥルーズがニーチェと同じくスピノザは手放しで褒め称えると聞いたので。ドゥルーズの言っているのがスピノザの実像にどれほど近いのかはとりあえずさて置くとしても、スピノザ本人の著作を入手したいと思いました。 (2003/02/14)GOOD!1
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スピノザの生前に出版されたこの書物は、他の著作と比較すると世に問うという性格が強いように思われます。時には自分の思想をオブラートに包み込み、哲学的読者に語りかけるその内容は、恰もこの世ならざるものであるかのような『エチカ』と双子の兄弟の「現実の書」であります。『エチカ』とともにあるべき書です。 (2002/11/05)GOOD!1
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アントニオ・ネグリの著作が言及される機会が増えてきたというのに、GOOD!1
ネグリが重要視する肝心のスピノザが
日本語でほとんど読めないというのはひどい状況です。
『国家論』『エチカ』しかない現状は
なんとかならないものでしょうか。 (2002/10/25) -
古本屋でやっと見つけたこの本を、旅行中、金庫の中に入れていたら、GOOD!1
友達に大笑いされてしまいました。
しかし「そんなにあなたが大切にしている本をぜひ私も読んでみたい」
と、その友達は言ってくれました。
だから、そんな彼女のためにも、ぜひ復刊して欲しいのです。 (2001/06/24) -
近年スピノザに関する議論は、人文科学の中で盛んになっているGOOD!1
が、この『神学・政治論』は近年のこうした動向の根拠となって
いる著作の一つであり、この著作の重要性はエチカ以上といえ
る。とくに復刊を願います。 (2001/02/26) -
スピノザは重要な思想家であるから彼のGOOD!1
著作はすべて出版すべきと思うし、彼は寡
作であるからそれは充分可能であると思
う。たとえそれ程私益にならなくても、彼
の著作を出版することは学術的観点からす
れば意義が大きいと思われる。 (2001/01/19) -
スピノザの(政治)哲学を理解する上だけでなく,その後の聖書解釈の歴史を考える上でもきわめて重要な著作。スピノザの中で『エティカ』だけが版を重ね,『神学・政治論』が読まれないのはきわめて不幸なことと言わざるを得ない。 (2000/12/06)GOOD!1
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スピノザ協会という学術団体にかかわり、会GOOD!1
員の方々からもっとも頻繁に尋ねられるのは
本書と『書簡集』の入手法です。畠中尚志の
訳は立派で、欧州言語でもこの水準の訳は数
えるほど。今後新訳が出ても文庫の価値は減
じません。全20章は個々の主題別に構成れ、
大学の講読などでも扱いやすいのですが、
「邦訳が入手困難」として採用されません。
この本が軍国主義下の日本で出版されたのは
(おかげで舊假名舊漢字ですが)驚異という
よりナゾです。岩波はなぜ自分の最良の功績
を粗末にするのでしょう。 (2000/12/05) -
スピノザ研究に、是非に…! (2017/05/13)GOOD!0
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スピノザの思想に興味がある。 (2017/01/26)GOOD!0
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スピノザの政治思想について知りたい。 (2014/04/06)GOOD!0
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読みたいです (2012/10/16)GOOD!0
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スピノザは今後ますます重要な思想家だから。 (2012/02/28)GOOD!0
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一度読んでみたい (2012/02/28)GOOD!0
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とても読みたい本なので。 (2011/07/24)GOOD!0
がのにを