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復刊投票コメント一覧(人気順)

特性のない男 全6巻

投票コメント

全54件

  • 新潮社から1964年に刊行された『特性のない男』(全六巻)は持っているが、20世紀前半の世界文学の傑作の一つとして衆目も一致しており、実際に読んでみて今でも惹きつけられるこのような特異な小説が、50年以上も絶版になっているのはおかしい。

    プルースト『失われた時を求めて』の新訳が相次いているので、『特性のない男』の新潮社版の翻訳を、少々ブラッシュアップするだけでいいから改訳・復刊してほしい。分冊すると大変なので、二段組のままでもいい。

    これはサミュエル・ベケットにもいえることだが、作家や作品に関する研究書が原価で手に入るのに、肝心な作品の翻訳そのものが希少になり高値で取引され、勤勉な学生さんたちや、外国文学読者一般が非常に入手し辛いことは残念だ。

    ベケットなら作家自身による英語版もあるが、高度なレベルのドイツ語を読める人はそうそういない。 (2018/02/12)
    GOOD!4
  • 学生の頃に読み耽りました。再読のたびにあらたな発見があり、決して色褪せることのない書物だと思います。図書館でもだいたい書庫に埋められているような、そんな読む人を選ぶ本だとは思いますが、少しでも多くの人に読まれて欲しい、手に取って欲しい本でもあります。

    簡単に全編を通して読破できる物語でもありませんし、筋が立てられて事が運ばれる内容でもありません。しかしながら、書物のなかに散りばめれらた散文、 叙情、哲学的内省は、この時代にあってもこころに響くものがあります。いやこの時代にあってこそ、と言うべきかも知れません。よろしくお願いします。 (2023/01/18)
    GOOD!3
  • 翻訳の読みやすさはこちらが松籟社版よりも上。しかしながら現在は古書店でもかなり入手が困難。版元が大きな会社なのに、どうして復刊されないのかふしぎ。翻訳文学ブームだし、ぜひともいまこそ読まれるべき作品。 (2008/05/03)
    GOOD!3
  • これまでに出た『特性のない男』の翻訳中、最良のものがこの新潮社版。
    この版の第1巻はことに絶品であり、こまかな「ムージル語」まで適切な訳出が配慮されており、ムージルの文体をあそこまで再現しつつ、かつ読んでわくわくする叙述になっているのは奇跡。
    2巻以降、ひどい巻もあるが、5、6巻の遺稿周辺などにも、みずみずしい訳文がたくさんあり、ムージルに興味があるなら必読。(大江健三郎が惚れ込んだのもむべなるかな!)
    いろいろと難しい事情もあると思うが、ぜひ復刊されてほしい。 (2006/06/20)
    GOOD!3
  • 20世紀から現在へと通じる精神、人びとの感情、それが孕む危機や脆弱性を延々と論究するかなり思弁的な超大作。特性のない男とは、言い換えれば現在から超然とした男でもある。現在を睥睨するかの如き男が希求する千年王国的な世界の存在、自我の再構築について、改めて現代にひとりでも多くの読書が向き合うべく、この小説の復刊を希望致します。 (2022/07/07)
    GOOD!2
  • 『特性のない男』の和訳としては他に松籟社版(こちらも入手困難)がある。そちらも必ずしも悪い訳ではないが、新潮社版は読みやすいと評判で、訳者も有名な人が揃っているので興味がある。どのみち松籟社版も品切れとなっているので、新潮社版も復刊してほしい。遺稿部とか原典とかの問題はあるが、そこはそのままでもいっそかまわないので。 (2021/08/17)
    GOOD!2
  • ある有名な読書家が、命を削ってまで読破した。そこまでさせる哲学を知りたいと思う (2021/02/02)
    GOOD!2
  • 『ユリシーズ』や『失われた時を求めて』と並び立つ二十世紀文学の巨峰。
    古本屋でもいまだに2万円以上の高値で取引されている。
    現在、違う訳者による翻訳が発売されているが、僕が本書を知ったのは『新しい文学のために』大江健三郎著で、その文学論の解説のために使用される訳文は、新潮社版の方だった。 (2004/01/16)
    GOOD!2
  • 有名な作家やYoutuberが、この作品に触れていて、読むべき作品であると感じたため。 (2024/07/13)
    GOOD!1
  • <復刊を希望する理由>
    ・言うまでもなく世界文学の最高峰の一つなのだから、ドストエフスキーやゲーテなどと同様、望めば誰でも本屋などで目に触れられるような社会であってほしいと個人的には願っていること(たとえ全員が全員通読できなかったとしても)
    ・大江健三郎、古井由吉など、日本の作家にも多大な影響を与えていることから、現代日本文学の愛好家にとっても必読の書といえること (2024/03/30)
    GOOD!1
  • 文学史上に残る傑作であるし、なにより読みたいから。 (2023/01/02)
    GOOD!1
  • 大好きな本。もっとたくさんの人に手に取ってもらいたい。 (2022/12/14)
    GOOD!1
  • 哲学的な示唆にも富んだ作品であり、とりわけA. シュッツの「多元的現実」論を相対化し、批判的に継承するにあたっての重要文献でもある。入手して読みたい。 (2021/11/22)
    GOOD!1
  • いろんなサイトでとてつもなく高価で売られており、とても手がでない。
    なぜ復刊されないのかわからないが、ぜひお願いしたい。 (2021/09/13)
    GOOD!1
  • 現在売られている単行本版はあまりに高価でとても一般人が手軽に読めるものではない。
    当時より多少の値上げは仕方がないとしても文庫で復刊していただきたい。 (2020/10/17)
    GOOD!1
  • 二十世紀文学史上、重要な作品。多くの人が手軽に読めるようになるべき。 (2020/02/29)
    GOOD!1
  • 文庫で希望! (2017/01/16)
    GOOD!1
  • 現在手に入る加藤氏よりこちらの高橋氏の訳が良いと聞いて。 (2015/11/09)
    GOOD!1
  • 松籟社のあの高い単行本でしか読めないのはおかしい。並べられる「ユリシーズ」、「失われた時を求めて」はどちらも文庫で容易に手に入る(「失われて~」に至っては新訳・文庫ラッシュだ)のだから、これもぜひ。 (2014/04/02)
    GOOD!1
  • 現在容易に入手できる松籟社の版より翻訳の出来がいいらしいので読んでみたいです。 (2013/08/06)
    GOOD!1

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