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百人一首

江橋崇

3,850円(税込)

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著者 江橋崇
出版社 法政大学出版局
判型 四六判
頁数 366 頁
ジャンル 専門書
ISBNコード 9784588218910

商品内容

江戸時代の初めに登場し、今なお遊び継がれている「百人一首」。しかしその誕生と発達の歴史はほとんど知られていない。
著者は、文献史学に終始していた従来の研究方法から脱却すべく、博物館に遺され、あるいは自身が蒐集した「百人一首」の型式、歌人画から書体までを徹底的に調査し、固有の地域文化として発展した「かるた」札やその遊技法にも着目して「百人一首」に秘められた数々の謎に迫る。

▼目次
はじめに-- 「百人一首歌かるた」への道
第1章 「百人一首歌かるた」の誕生
--1 「古型百人一首歌かるた」の発見
--2 関西に生じた乱気流
--3 二十一世紀の「百人一首歌かるた」史研究の深化
第2章 「古型百人一首歌かるた」の内容
--1 「歌合せかるた」の起源、「しうかく院」考案説の登場
--2 「歌合せかるた」類の「貝覆」起源説の消滅
--3 かるた遊技の札を意味する言葉、「かるた」の発祥
--4 「百人一首歌絵合せかるた」の発見
--5 「絵合せかるた」の研究史
第3章 「初期百人一首歌かるた」の遊技法
--1 「百人一首歌かるた」の遊技を見る
--2 「源氏物語かるた」と「百人一首歌かるた」
--3 「百人一首歌かるた」の遊技法の多様な発達
--4 「むべ山かるた」遊技法の解明
--5 未解明の部分が大きい「初期百人一首歌かるた」の遊技法
第4章 百人一首歌人画の成立
--1 百人一首歌人画の由来
--2 版本『素庵百人一首』の歌人画の由来
--3 『素庵百人一首』前半五十人の画像は『業兼(なりかね)本三十六歌仙』由来
--4 『素庵百人一首』後半の歌人画の由来
--5 旧時雨殿蔵『百人一首手鑑』『百人一首画帖』の出現
--6 『百人一首』の歌人画の変遷とかるた図像の大転換
第5章 文化となった「百人一首歌かるた」
--1 歌人画像つきの「百人一首歌かるた」を生んだ文化的な背景
--2 『百人一首手鑑』『百人一首画帖』発祥の歴史
--3 「百人一首歌かるた」の世界での女性書家、女性絵師の活躍
--4 江戸期の庶民文化と「百人一首」
第6章 「古型かるた」の刷新と「標準型かるた」の成立
--1 元禄年間に生じた歌仙絵の世界での指導権の争い
--2 江戸狩野派による歌仙絵の主導権の奪取
--3 宮廷絵画の世界での幕府による覇権の確立
--4 まとめ--「百人一首歌合せかるた」の発祥
おわりに--〈もの〉の力を信じて
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