戦没者遺骨収集と戦後日本
浜井和史
著者 | 浜井和史 |
---|---|
出版社 | 吉川弘文館 |
判型 | A5 |
頁数 | 350 頁 |
ジャンル | 専門書 |
ISBNコード | 9784642039000 |
商品内容
アジア・太平洋戦争における海外戦没者約240万人のうち、100万を超える遺骨が今なお現地に残る。
戦後の日本は、海外戦没者の処理問題に真摯に向き合ってきたといえるのか。
「遺骨収集事業」をめぐる諸外国との交渉や政策決定過程、国内の議論を分析し、歴史的に考察。
靖国問題にとどまらない戦没者と国家の関係をめぐる研究に新たな視座を示す。
▼目次
序章 海外戦没者処理問題への視線
「英霊の凱旋」から「空の遺骨箱」へ -戦没者の遺骨をめぐる記憶の変容
--「遺骨帰還」という「伝統」の形成
--「英霊の凱旋」という記憶
--「空の遺骨箱」という記憶
「象徴遺骨」の収容という選択 -一九五〇年代における遺骨収集団の派遣
--占領期における海外戦没者処理の検討
--海外戦没者処理問題への国民的関心の高まり
--遺骨収集団の派遣をめぐる日米交渉と「象徴遺骨」の収容方針 ほか
「相互性」の模索 -墓地協定と遺骨収集団派遣をめぐる対英豪交渉
「無縁」化する戦没者 -千鳥ヶ淵戦没者墓苑の建立
可視化された海外戦没者-遺骨収集団派遣の再開とそのゆくえ
冷戦下の慰霊と外交 -一九六〇年代の墓参問題を中心に
復帰前沖縄の南洋群島引揚者による「慰霊墓参団」派遣問題
終章 「遺骨収集」とは何だったのか
戦後の日本は、海外戦没者の処理問題に真摯に向き合ってきたといえるのか。
「遺骨収集事業」をめぐる諸外国との交渉や政策決定過程、国内の議論を分析し、歴史的に考察。
靖国問題にとどまらない戦没者と国家の関係をめぐる研究に新たな視座を示す。
▼目次
序章 海外戦没者処理問題への視線
「英霊の凱旋」から「空の遺骨箱」へ -戦没者の遺骨をめぐる記憶の変容
--「遺骨帰還」という「伝統」の形成
--「英霊の凱旋」という記憶
--「空の遺骨箱」という記憶
「象徴遺骨」の収容という選択 -一九五〇年代における遺骨収集団の派遣
--占領期における海外戦没者処理の検討
--海外戦没者処理問題への国民的関心の高まり
--遺骨収集団の派遣をめぐる日米交渉と「象徴遺骨」の収容方針 ほか
「相互性」の模索 -墓地協定と遺骨収集団派遣をめぐる対英豪交渉
「無縁」化する戦没者 -千鳥ヶ淵戦没者墓苑の建立
可視化された海外戦没者-遺骨収集団派遣の再開とそのゆくえ
冷戦下の慰霊と外交 -一九六〇年代の墓参問題を中心に
復帰前沖縄の南洋群島引揚者による「慰霊墓参団」派遣問題
終章 「遺骨収集」とは何だったのか
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