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書物と権力 中世文化の政治学

前田雅之

1,870円(税込)

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著者 前田雅之
出版社 吉川弘文館
判型 四六判
頁数 224 頁
ジャンル 専門書
ISBNコード 9784642058735

商品内容

印刷技術が未発達で出版業が存在しない中世社会において、人は書物をどのように入手していたのか。宗祇ら連歌師による流通への関与、伏見宮家から足利将軍への『風雅集』『玉葉集』贈与など、限られた者のみがアクセスできた「書物」の伝播・普及と権力との結びつきを解明。威信財としての書物の機能に言及し、古典的書物を持つことの意味に迫る。

▼内容
◇書物というもの -プロローグ/
◇古典的公共圏
--古典の成立/古典的公共圏の成立
◇伏見宮家と足利将軍 -『風雅集』『玉葉集』の贈与
--義満と崇光院、そして『風雅集』/栄仁と後小松院 -名笛「柯亭」と御領安堵/義教と貞成―新御所と『玉葉集』
◇一条兼良『源語秘訣』の変遷
--一条兼良の知のあり方/兼良の『源氏』注釈 -『花鳥余情』と『源語秘訣』に至るまで/正統的「古典学者」と『源語秘訣』/冬良から伝来した『源語秘訣』/冬良の周辺から伝来した『源語秘訣』
◇書物をめぐる知と財、そして権力
--書物・知をどのように手に入れたのか/知の流通と財の移動・交換―実隆と連歌師の行動から/延徳元年の実隆と宗祇
◇書物の移動をめぐる力学
--下賜された書物 -『三十六人家集』の運命/物語としての「進上」―覚一本『平家物語』/畠山義総の『山谷詩集』入手方法/『正広自歌合』をめぐる大名間ネットワーク
◇かわりゆく書物の価値 -エピローグ

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