『列子』八篇は『老子』や『荘子』とともに道家思想をつたえる代表的な中国古典であるが、「杞憂」「朝三暮四」「愚公移山」などよく知られた絶妙な寓言・寓話が多く、滋味ゆたかな説話文学の一大宝庫ともなっている。...

イギリスの代表的なプラトン研究者R。S。ブラック（一九一九—六三）が、プラトンの生涯をたどり（第一部）、各著作の中心問題を概説する（第二部）。プラトン研究を志す人びとの手引きとしての水準を維持しながら、...

西欧の想像力を刺激した聖書——その中に現れる象徴を解説した読む事典。聖書の中から重要な項目を２４０程抜き出し、まずオリエント・エジプトでその言葉がどういう意味を持つのか示し、次に旧約聖書、それから新約聖...

「五術運命学」への入口として、入門者から熟練者までどなたにもお勧めできる良い本です。 たくさんのみなさまの復刊希望の声にお応えして、６月に復刊いたします。 古書店などで３万円～５万円という値段で取引...

現代は情熱を失った時代であり、人々は分別をふりまわすだけで、決して自ら行動に出ようとはしない。さながら二十世紀の現代を予言したともいえる書。読者は読み進むにつれ、その批判の生々しさに、まるでつい昨日書か...

従来の仏教を、出家者中心、自利中心と批判、在家者を重視し、利他中心の立場をとろうとする、紀元前後のインドで起った仏教革新運動を大乗仏教という。この大乗仏教の根本教義を理論と実践の両面から手際よく要約した...

本書でのベーコンは、その思想と方法に従って、すべての学問領域にわたって過去を点検し、全体を展望しながら、未来への方向を示している。学問の確信という一大事事業に立ち向かった。

第一巻　言語 第二巻　神話的思考 第三巻　認識の現象学（上） 第三巻　認識の現象学（下）

著者はそれぞれの哲学者の言葉で簡明にその学説の内容を語らせるという形を借り，諸学説の根本思想を巧みに要約する．しかも大哲学者の紹介には多くの紙数を費し，プラトン，アリストテレス，カント，ヘーゲルなどの説...

「方法序説」と並ぶデカルト主著、近代哲学の発端にたつ古典である。独断と偏見を排し、確実な知識に到達せんとした彼の懐疑の精神のモノローグである。100冊の辞書よりこの1冊を薦めたい。

イギリスが近代市民社会へと変革を遂げつつあった17世紀後半の指導的思想家ロックの哲学上の主著である。彼の政治、経済、宗教、教育など多岐に渡る著作の根底にある近代合理主義は本書において哲学的に深められ経験...

イギリスが近代市民社会へと変革を遂げつつあった17世紀後半の指導的思想家ロックの哲学上の主著である。彼の政治、経済、宗教、教育など多岐に渡る著作の根底にある近代合理主義は本書において哲学的に深められ経験...

新プラトン主義の創始者であり、世界は一つの根源的な存在である「善なるもの一なるもの」の流出であり、この世の全てのものはその現れであるという。キリスト教神秘主義に影響を与えた。

【発行】岩波書店 【判型】文庫 プラグマティズムは最もアメリカ的なものの考え方であり、初めて体系づけた本書はヨーロッパの伝統的な思考方法を打破した点で不朽の功績を持つ。 このものの見方はここに圧縮され...

【発行】東京書籍 【判型】A5 【頁数】1646ページ 毎日出版文化特別賞を受賞した『佛教語大辞典』全3巻（1975年刊行）をA5判全1巻にそのまま縮小した便利な机上版。 インド・中国・日本の仏教文献...