不動明王とは何者か

不動明王とは何者か。著者はインド文化に即しながら論じています。
その過程で日本文化に根付いた不動信仰、真言密教の豊穣さが余す所なく理解できるはずです。

下巻は出たのかな？

上巻も買えなかった（泣）欲しい

弥勒の浄土から弥陀の浄土へ

日本で「浄土」といえば阿弥陀如来の西方浄土を思い浮かべる方がほとんどだろう。しかしかつては弥勒菩薩の上生・下生思想（釈迦入滅後、56億7千万年後に弥勒が下天する）から生まれた弥勒の浄土信仰が存在した。
本書ではインドで発生し中国・朝鮮から日本に弥勒信仰が伝わったか、いかなる変遷を経て、法然・親鸞の阿弥陀信仰に取って代わられたかが手堅くまとめられている。
現代の信仰についてはまとめられていないが、その点は著者も述べるように宮田登著『ミロク信仰の研究』などでカバーできる。
厭離穢土（現世否定）とは異なる現世肯定を説いた弥勒信仰の魅力を堪能してほしい。

良心と権力

昨年（2023年）は10年に一度あるいは100年の一度の不祥事が次々と明らかになりました。
このような企業の不祥事が起こる度、成員の知識や権限が問題にされます。いわく「マニュアルが徹底されていなかった」「監査部門の機能していなかった」などです。そして「コンプライアンス教育を徹底する」「監査部門を強化する」など対策が行われます。しかしそのようなことで防止はできるのか。

そしてニーバーは個人は自分と同じように相手を理解できないし配慮もできない。また組織の強制力（権力）は個人の良心を容易く凌駕する。さらに指導者の良心が成員に暴力的に働くことがあると明らかにします。
ニーバーの分析に容赦はありません。しかし改善する努力そのものは評価しています。
ニーバーが1960年の序文でいうように本作には古くなった部分が多々あります。しかしその分析は古びておらず、もしかしたら個人と社会の相剋はいっそう強くなっているかもしれません。いま一度ニーバーの言葉に耳を傾けましょう。

スクール水着フェチへの目覚め

幼かったカメさんは「家にある漫画」を喜び勇んで読みあさっている時期だった。
特に隠されていはなかったと思うが、この本のオリジナルがその中にあった。
水底、がそのタイトルだ。
川の冷たさ。
スク水少女の肌のあたたかさ。
五感にうったえてきて、それ以来すっかりとその筋のフェチになってしまった。
いつの間にか処分されていて、今回ようやく会えたね。
そんな。

終戦直後の混乱期

北海道最北端で戦後間もない頃に起こったスパイの事件を、長年にわたりコツコツ調べたり、関係者から話を聞きまとめて、丁寧に書かれた一冊です。今の時代だからこそ、世にでたと思います。

宗教家として

というより、選ばれた人間として、長い間活動された砂澤たまゑさんの生きた言葉を知ることができ、一気に読みました。

お稲荷さまの教えという側面もありますが、一般の人間として、いかに生きるべきかのヒントをたくさんいただけたと思います。

これで望月先生コレクター打留めです。

中学生でワイルド7全巻集め以来40数年に渡り望月先生の作品は色々とコレクションしましたが、此れにて終える事としました。野生の7人からの生原稿ver.も続けて出版されそうですが、もうそろそろ終活を含めた断捨離を始めます。それと黄金の新幹線辺りから単価高騰してきましたね。魔像の十字路などは軽く10万超えそうですよね。とは言え10年早く刊行されれば数十万でも購入してしまったでしょうね。リクエストに応えて限られた発行部数で良心的な価格なのでしょうが、いつの日が文庫や新書版のような手頃な形で素晴らしい作品が若い方にも継承される事を願います。

恐怖 ダリオ・アルジェント自伝

待ち望んでいた自伝が手に入った。
俺は Claudio SimonettiのGOBLINの音楽から入ったからサントラをかけながら読破しました。Dario氏はClaudioから聞いていた通りあらゆる恐怖に対して造詣の深い人物でした。
イタリアで発刊後だいぶ経っているので、続編が読みたいです。

あしたのお嬢 ～あしたのジョー 聖地巡り～

55周年という事でのジョーに纏わる聖地巡礼の旅、当時力石の葬儀に行けなかった事が残念（知人は参列）です。今もって悔やまれます。
ところで、この表題ではなく「あたしのジョー」と云うのはいかがですか。

決定版 ゲゲゲの鬼太郎 鬼太郎夜話 下

上巻と併せ一気読みをしました。
青年雑誌ガロに載った本作品は小学生だった俺には当時は判らなかったけど、戦記物とは違った、水木先生の怖いけど人情味ある妖怪作品の原点と思料されます。

決定版 ゲゲゲの鬼太郎 鬼太郎夜話 上

以前、所持していたにも関わらず勢いで購入してしまいました。
小学生後半の頃、雑誌ガロを白戸先生のカムイが読みたくて購入していましたが内容が複雑すぎて、水木先生の魔界物の怖い本作を読み込んだ記憶が甦ってきました。

連載中に読んだ記憶ですが……（ネタバレ風味有り）

カナダが舞台です。

コニー・ロームは母親のスーザンとふたり暮らし。
ある日、コニーは車にはねられて複雑骨折の大怪我を負います。ところが病院に現れた車のドライバーの男性を見てスーザンは驚きます。彼の娘リリアンは将来を嘱望されたフィギュアスケーターでした。怪我から回復したコニーはリリアンと仲良くなり、一緒にスケートを始め、メキメキと上達していきます……。

コニーとリリアンの出生の秘密と、カナダ代表を目指す二人の競い合いを縦軸横軸に、ロイスとスーザンというふたりの母親をからめて、とても小学四年生向けとは思えない愛憎劇も繰り広げられます。

最後は雪の降る街角を去っていくロイスの姿で物語は締めくくられるのですが……

買ってよかった

数々の作品　ページをめくる度に
良い画集とうなづけました

感想

国会図書館に所蔵されていましたので読みました。
島の秘密を知ったリンクの葛藤やマリンとのやり取りが感動的で最後はとても切なかったです。

感想

国際子供図書館に所蔵されていましたので読みました。
別冊コロコロコミックで掲載されていたものより加筆修正されていてより見応えがありました。
復刊してもっと世の中に広まって欲しいです。

買っておいてよかった

知らない作品も多かったので迷いましたが、思い切って買っておいてよかったです。満足しました。

日本語に溶け込む仏教語

同著者『仏教語入門』の新装版です。
覚悟や我慢など有名ですが、旗や瓦も仏教語由来で驚きます。
一単語が1ぺーじにまとめられておりますのでペラペラとめくっているだけで楽しめます。
日本語に根付く仏教の精神を学びましょう。

再販ありがとうございます

安倍吉俊の画集とlainのシナリオだけ予約したら、すぐにビジュアルが売り切れてしまい、買わなかったことを後悔していたので、再販うれしいです！

念願の画集

初版発行時に海外にいたので電子版を購入したが、帰国後に紙版を探したときには既に遅くて、購入できなかったので、今年買えて満足です！